霧舎巧のレビュー一覧

  • 名探偵はもういない
    2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2013/6/11〜6/15

    久しぶりの霧舎作品。読者への挑戦状がついた本格物。とはいえ,霧舎さんの作品なので,そんなに堅苦しくない感じ。しかし,これだけ伏線を張りまくり,それを最後にまとめ上げるのは大変だろうなぁ。
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ
    いいんじゃないですか!!おもしろいですよ〜鳴海さんのピンチなんてあるわけないんです。蜂須賀小六の字ですね。殺人はいけません。伝統続く孤島もの。ただ、分厚い。
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
    あかずの扉研究会シリーズ。
    後動悟と鳴海雄一郎、二人の探偵が活躍。互いがどう推理したのかを推理したり……その関係が好きですね。
    何で分かっちゃう!?という感じで。
    こちらは第一作ですが、二作目以降も面白いので是非。
  • 霧舎 巧 傑作短編集
    2007/4/28ジュンク堂住吉シーア店にて購入
    2011/1/4~1/6

    霧舎氏のデビュー前からデビュー後に発表された短編を集めた著者初の短編集。「手首を持ち歩く男」、「紫陽花物語」、「動物園の密室」、「まだらの紐、再び」、「月の輝く夜に」、「クリスマスの約束」の6編。個人的にはミステリとは言え...続きを読む
  • 霧舎 巧 傑作短編集
    帯の御手洗潔VS後動悟に惹かれたのは言うまでもない(苦笑)後動さんなどの「あかずの扉研究会」のメンバーも素敵ですけどね。
    短編集なので、さほど時間もかからず手軽に読めますし、一つ一つはバラバラの話なんだけど、最後まで読むと実は……思わず「なるほど」と呟いてしまいました。
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
    北澤大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー六人が、尖塔の屹立する奇怪な洋館”流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック! 本格推理魂あふれる第十二回メフィスト賞受賞作。
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
    《あかずの扉》研究会でシリーズ化されているメフィスト受賞の第一作。
    大学のサークル《あかずの扉》個性的なメンバー6人。帰省から帰らない女子高生を探しに行く彼女の祖父の館。そこで次々と起こる殺人事件。
    たぶん面白いんだろうなあ。
    本格ミステリーなんだろうなあ。
    ポップでライトな文体と登場人物に振り回さ...続きを読む
  • 名探偵はどこにいる
    『名探偵はどこにいる』でもラブコメ要素はかなりあったが、今回はさらにその比率が上がっているような...

    正直、ミステリとしては少し弱い。「殺人」が堕胎を指しているというというのは、予想はしていなかったがそんなに驚かなかったし、名前を使ったトリックは気づいてしまった。
    他の霧舎作品に使われているトリ...続きを読む
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
    開かずの扉シリーズは、本当によく作り込まれている。それゆえややこしい部分もあるが、作者の本格好きが伝わってきて好きです。

    ただ今回は、ほとんど洞窟の中が舞台で少し退屈ではあった。登場人物も、開かずの扉研究会の面々以外は影が薄い。またそれ故に大量殺人の割に緊張感もあまりない。キリスト教関連の名前のつ...続きを読む
  • 霧舎 巧 傑作短編集
    久しぶりにこの人の作品をちゃんと読んでみた。《あかずの扉》研究会シリーズは昔に全部読んでいたけれどすっかり内容を忘れている次第。この短編集も前に読んだはずなのに忘れてしまっているというね。 改めて読んでみるとこの短編集の中で一番好きなのは「月の光の輝く夜に」かな。その次の「クリスマスの約束」のオチも...続きを読む
  • マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ
    キャラが好きだからこそ楽しめるあかずの扉シリーズ。
    今回、咲さんのあんなシーンやこんなシーンが…。
    はぁ…やっぱり咲さんは後動さんが好きなんだね。

    カケルも今回なんか可哀想だったな…。
    ユイと流星群見て、癒されてほしい。

    これで、あかずの扉シリーズは読み終えてしまったけど、まだまだ続編読みたい!...続きを読む
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
    今回サクサク読めました!

    ユイが助けに来たシーンでウルッときてしまうくらい、キャラに愛着が湧いてきて、推しの咲さんがあまり出てこないにも関わらず凄く楽しめた。

    ダイイングメッセージ講義、面白かった!

    二転三転する推理は、やっぱり二人の名探偵&ワトソンカケルがいるからこその醍醐味かなと思う。

    ...続きを読む
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ
    キャラが好きだからこそ読み続けていける。
    そんな「あかずの扉」シリーズ。

    二転三転と推理が変わっていく。

    今回、鳴海さんの登場シーンが凄くカッコ良かった!
    派手な服装の金本鈴さんの本当の姿が関係してくるんだろうなって思ってたら、最後の最後にほんの少しだけ話に入ってきただけだった。

    犯人はドラえ...続きを読む
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
    キャラが凄く好き。

    学生の頃に初めて読んだけど、内容は全く覚えてなくて、大人になってから読んだら…あれ?このトリックってダンガンロンパで…ってなりました。

    大掛かりすぎるけど、それが小説の醍醐味。
    二転三転するところも醍醐味。

    犯人の思考回路は理解不能でした。
    復讐って…弔い合戦って、なんだろ...続きを読む
  • マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ
    あかずの扉研究会第4巻。現時点で出ている最終巻だが、まだまだ明らかになっていない過去が一杯ありすぎて気になる。続きを書いてほしいなぁ。短編集なんかにはいってないのかな。後道さんとユイの過去編読みたい。
    トリックはこれまでの巻と統一感があってよいがかなり無理のあるものだったし、特殊な建物のわりに描写が...続きを読む
  • 名探偵はもういない
    あとがきに「本格(ミステリー)」と「新本格(ミステリー)」の定義が著者の考えとして述べられている。
    作者はこれが書きたかったのか・・・と思えたらそれは「本格」。
    これがやりたかったのか・・・と思えたらそれは「新本格」。
    微妙すぎてわかりにくいけれど、感覚的には何となくわかる気もする。

    思いがけない...続きを読む
  • マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ
    シリーズ4作目。
    部分的に閉鎖された空間での連続殺人。

    全体として、トリックやフーダニットのための事件にしか見えない点が、わざとらしさを露見させている。

    ダミーの解も、「それらしさ」が足りず、もう一捻りかふた捻りあるのが、明らか。

    しかし、細かい趣向が凝っていて、話のテンポもよく、飽きずに読め...続きを読む
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
    シリーズ3作目。いわゆる、ABCもの。
    2人の探偵ものの宿命で、またもやメンバーが分断。
    色々メタレベルのトリックがあるし、キャラクター化された人物像だか、逆にマッチしてバランスがよい。
    ダイイングメッセージのくだりが、若干しつこい感じではあるが、テンポよく、サクサク読める展開でした。
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ
    シリーズ第2弾。
    獄門島を彷彿させる舞台設定。
    島外の人間が多く、事件の焦点があっちに行ったりこっちに行ったり、と不思議に思わせるピントが定まらないのが本作。
    タイトルの通りカレイドスコープの展開と言えば、その通りだか、もう少し上手いストーリー展開があっても良いのではと思った。

    でも、コロコロ変わ...続きを読む
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
    すごい限定的な地域でコンパクトにまとめられた作品。トリックは面白かったんだけど場所に変化がすくないからちょっとあきてくる。