【Impression】
あれや、イエスマンの元にでもなってんちゃうかって話やな。
ただ上手いところで断るあたり、「馬鹿」とは何において「馬鹿」なのかを考える必要がある。
イワンが無敵状態で過ごしているから、読んでてすっきりするわ。
にしても、デブの商人のとこやったっけかで悪魔が露天で品物を干
...続きを読む上がらせてしまう、って流れは恐ろしかった。
経済学の本にも使えそう
【Synopsis】
●3人兄弟と1人の妹がいた。長男は優秀な兵士、次男は商人として成功を収めたが、三男は馬鹿で妹は耳が聞こえず喋れもせずというどうしようもない状況だった
●そこに悪魔と3匹の小悪魔が登場。3人を仲違いさせる目的で一度送り込まれたが、イワンのせいで防がれてしまい、再度妨害に向かう
●この度もイワンが全て長男次男の行為を許してしまい、さらに勤勉に働き、小悪魔達も次々と見つかってしまった。さらにイワンは小悪魔から能力を受けとり、全て追い返す
●親玉悪魔が登場。再起を果たした長男次男を滅ぼし、イワンのもとへ向かう。しかしことごとく失敗。そこで「なぜ身体を使ってしんどい働き方をするのか。もっと頭を使え。俺が説明してやる」という
●ところが意思疎通が取れておらず、イワンは文字通り「頭を使う」仕事だと思う。悪魔が連日ぶっ通しで民衆に語りかけるが通用せず、疲れから頭を壁に打ち付けてしまった
●それを聞いたイワンは「とうとう頭を使った仕事をはじめたか」と喜び見に行くと、階段を頭から転げ落ちる悪魔を見つける。そして例の如く地面に穴が開いていることを発見、悪魔だと見破ってしまった。ここでも悪魔はイワンの馬鹿を看破することはできなかった。果たして馬鹿とは何なのか