作品一覧 2023/02/24更新 アンナ・カレーニナ 試し読み フォロー 生きる武器を持て トルストイの叡智 試し読み フォロー イワンのばか 試し読み フォロー 小学館世界J文学館 トルストイ作品集 試し読み フォロー 漫画 トルストイ 人は何によって生きるか 試し読み フォロー 漫画 人はなんで生きるか 試し読み フォロー 1~6件目 / 6件<<<1・・・・・・・・・>>> レフ・トルストイの作品をすべて見る
ユーザーレビュー イワンのばか レフ・トルストイ / 金子幸彦 子供の時から繰り返し読んでいるトルストイの民話集。説教くさいところがあるし、プロットは単純で面白いとは言えない。それでも、何度読んでもこれらの物語には感動する。素朴な美しさに惹きつけられるからだと思う。畑で一生懸命に働くイワンとか、コツコツと靴を作り続ける職人のマルティンとか権力とは無縁で、地道に生...続きを読むきている人たちの美しさを、トルストイは愛情をこめて鮮やかに描き出す。私はキリスト教を信仰しているので、トルストイの信仰心の深さにも心を打たれる。トルストイを通して、キリストの優しさを感じる。 Posted by ブクログ イワンのばか レフ・トルストイ / 金子幸彦 損得や世間体や面倒くささなど、色々なことを計算しながら行動するのが、私たちには当たり前だ。 イワンや、国の人たちは、こういうことを全く考えない。それを「ばか」と表現されている。 「お妃さまも、ばかになりました。・・・国には、ばかだけが残りました。」 人が困っていたら、何も考えずに助けてあげる人たち。...続きを読むこつこつといくらでも働く人たち。 すごい、と思いました。こんな生き方があるなんて思ってもみなかった・・・というか、現代の日本の大人の世界に生きていたら、退化してしまう感覚。そう、退化したのは私たちのほうで、彼らの正直さと勤勉さこそが崇高だと思った。 トルストイの文学はキリスト教を根底に書かれているが、宗教観にとらわれず、普遍的でとても大切なことを教えてくれる。この本の中のどの話もすばらしかった。 Posted by ブクログ イワンのばか レフ・トルストイ / 金子幸彦 表題作の「イワンのばか」は子供時代に絵本で読んだきりの作品だったし、「人は何で生きるか」「人には多くの土地がいるか」の2作は、読んだ記憶こそあれどもいつ頃どんな本で読んだのかに関してはまったく覚えがなかったんだけど、子供時代に読んだ時よりも今の方が共感できるような気がしました。 少なくとも現代日本...続きを読むの経済社会で生き抜くためにはほとんど参考にならないお話ばかり・・・・ではあるのですけどね(苦笑) 「愛のあるところには神もいる」、「ふたりの老人」、「二人の隠者」の3作品は、「新々約聖書」かしらと感じられるぐらい「伝道書」っぽい作品でした。 個人的に気に入ったのは4つの小品で、これらの物語のほとんどは古いロシアの民話風。 さらっと読める割にはストンと心に落ちてくるものがある物語集でした。 (全文はブログにて) Posted by ブクログ イワンのばか レフ・トルストイ / 金子幸彦 作者がトルストイだってことに驚いた。 このイワンさん、ばかばか言われてるけど、自分のやりたい事は全て実行できてることは確か。ばかって単体だと大変そうだけど国になるほど集まったら楽しそうだな~ 素直に感心したのがイワンの奥さん。あっさりばかになりましたって書いてあるけどお姫様からばかになるのってものす...続きを読むごく勇気やら根気やらがいるとおもうな。 あとは、三人の隠者の話が面白かった。隠者が並んで海に立っている挿絵がすごくいい、そんな楽しげなものみれた僧正がうらやましい。私もみてみたい! Posted by ブクログ イワンのばか レフ・トルストイ / 金子幸彦 イワンは馬鹿というより愚直ですれてない。 イワンみたいな人間は資本主義において、 弱者という位置づけになるんでしょう。 イワンの世界は共産主義的ユートピア。 欲にまみれた人間は、そんなユートピアを構築することは夢のまた夢なんですね。 Posted by ブクログ レフ・トルストイのレビューをもっと見る