レイチェル・カーソンのレビュー一覧

  • センス・オブ・ワンダー
    自然に驚き感動する
    自然に直接触れなくても、そんなワンダーを感じられる本は沢山あるとも思う

    後半にある訳者の森田真生のエッセイが白眉
    常に変化する自然とそれに対応し生きていく生き物たち
    福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』を思い出した
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    子どもの外遊びを推進する団体のママ友から。センス・オブ・ワンダーとは、神秘さや不思議さに眼を見はる感性のこと。一歳の息子と夜の海岸を散歩する話、子どもと一緒に世界を楽しむ感じいいなぁと。
    私自身あんまり自然に興味がないタイプだと思っていたけれど、実は幼少期から別荘での自然体験(星空鑑賞、カブトムシ探...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー
    「センス.オブ.ワンダー」自体、珠玉の言葉が散りばめられ、音読して味わいたくなる作品です。読みながら、自然の中身を委ねたくなるようでした。

    森田さんの、僕たち「センス.オブ.ワンダー」も美しく、レイチェル カーソンの世界をより一層深めることができました。

    挿し絵も幻想的で素晴らしい。





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  • センス・オブ・ワンダー
    憑き物が落ちたような感覚。

    人間は美しい自然を搾取するだけの醜い存在だと思い込んで、自分が人間であることに対して嫌悪感や罪悪感を溜め込んでいたことに気づいた。

    確かに人間による環境破壊は、無くしていかなければならない。ただ、人間が作ったもののおかけで思いがけず住処を得る生き物もいて、人間の行いが...続きを読む
  • 沈黙の春
    当時の考えではセンセーショナルでも、今にも通じる部分はあると思う。環境自然に興味を示したからこそ、読むとより深く考えれる話だと思います
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    『「知る」ことは、「感じる」ことの半分も重要ではない。』
    子どものセンス・オブ・ワンダーを新鮮に保ち続けるには「世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります」とある。
    しかし大人も、子どもの新鮮な感性と一緒に...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    日本には「虫の声」という表現があったり、八百万の神がいると信じていたり(宗教信仰とはまた違う)、地球の美しさと神秘を感じとれる機能が備わっているはずなのに、自然にふれる機会がどんどんなくなっていることをもったいないと感じました。

    幼少期には確かに持っていたであろうセンス・オブ・ワンダーを少しでも取...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー
    “教師”を辞めたタイミング、和楽居を出ようとしているタイミングで読めてよかった。
    私が本当に望んでいるものが見えた気がする。

    ・消化の準備すらできていない事実を、次々に与えようとしなくてもいいのです。まずは子どもが自ら「知りたい」と思うように、導いてあげることが大切です。
    ・子どもと一緒に自然を探...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
     自然の神秘や不思議を素直に感じ取る感性の大切さを思い起こしてくれた。散文詩のようなエッセイであり、味わい深い。
     訳者の後書きや四人の知識人による書評も読み応えがあった。
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    レイチェルが、甥っ子と共に時間を過ごす中で様々な場所へと連れて行く
    そこで、木や草や(海の)水などに触れることになる
    その時、何を感じ、何を思うか、…
    そこから、自然、あるいは自然界の事象をありのままに捉えるとはどういうことかを伝えてくる、考えさせられる一冊

    読後感
    まず始めに言って、私はこの感覚...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    センス・オブ・ワンダー、驚く感性。
    巻末の解説のあとの文章に書かれていた。

    自然の不思議、感動、奇跡、多くの驚きが書かれている。写真の美しさに目から惹かれて、読むと言葉の美しさに心から惹かれた。
    帯には「地球の声に、耳を澄ませて。」
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    センス・オブ・ワンダーとは神秘さや不思議さに目を見張る感性。
    子供時代に一緒に分かち合う大人が必要、本当にその通りだと痛感します。
    デジタルに浸かって、カラカラになってるような子供が増えています。それは、大人の責任だと思います。もっと多くの大人に読んでほしいです。
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    とてもきれいで優しい本。本編は短いですが、レイチェル・カーソンの優しさと愛情に溢れています。
    子供の頃、田園風景の中で育ち、風に揺れる稲を眺め、シロツメクサを摘んだり小川に笹舟を流したりしたことを思い出しました。
    それらの経験が、私のセンス・オブ・ワンダーを育んでくれていたことを願います。そして、こ...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    1語1語、1文字1文字、大切に読みたい、美しい言葉たちだった。

    海のそばで住んでいた時も、山の中で住んでいた時も、自然は私にとって、優しく包み込んでくれる存在であり、同時に、畏怖すべき存在でもあった。
    大きな自然の営みに比べて、なんと人間の小さきことか。

    波のさざめきも、苔の愛らしさも、たとえ大...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    「それが初めて見るものではないか?」、「それを二度と見ることができないとしたら?」の2つの問いを日常生活でも実践すれば、この繰り返しにしか思えい日々を新鮮なものにできるはず。ニュースでも誰かの言葉でもなく、自分の五感で季節の移ろいを感じることの大切さを改めて知る本。知ることは、感じることの半分も重要...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    地球は素晴らしい自然や、無数のいのちの輝きで満ちている。私たちには生まれつき、それらを感じとる能力「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」が備わっているけれど、成長するにつれて失っていってしまう。

    子どもたちは、まだその素晴らしい能力を持っている。それを保ち続けるためには、私た...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    あっという間に読み切れるけれど、一文ごとに優しく、そして熱意を持った思いが詰め込まれている。

    子どもと、自然を五感いっぱいに体感する。
    2人で会話をすることはとても大事だと感じたし、好奇心から身につく知識は確固たるものであるということも感じた。

    本を読んでいる時、秋の知らせを告げるように鈴虫の声...続きを読む
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないという言葉にハッとしました。
    普段はなかなかできていなかったけれど、これからは少しでも時間があれば、子どもたちと一緒に外に出て、五感を使って自然を感じながらゆったりとした時間を過ごしていきたいと思いました。
  • センス・オブ・ワンダー(新潮文庫)
    私は、母として気にかけている生活の色々がある。生活の規則正しさ、栄養の過不足、清潔さ。
    全く上手には出来ていないが、そういうことを優先している自覚がある。それは一応子どものためではあるが、自分のためなのかもしれない。

    そういうことを優先させた結果、子どもたちしかもたない感性を軽視してきたのではない...続きを読む
  • 沈黙の春
    本書は、米国の生物学者レイチェル・カーソン(1907~64年)が1962年に発表し、DDTをはじめとする農薬などの危険性を、鳥たちが鳴かなくなった「沈黙の春」という象徴的出来事を通して訴えた作品『Silent Spring』の全訳である。日本語訳は、1964年に『生と死の妙薬―自然均衡の破壊者<科学...続きを読む