栗原裕一郎のレビュー一覧

  • 本当の経済の話をしよう
    モロ文系の自分にとっては、この本を読んでいたことで、12月16日の衆議院選挙の課題を理解することができた一冊だった。これを読んでいなければ、Twitterで「とにかく選挙に行こう」としか騒ぐことしかできなかった人々と同じことしか考えられなかった気がする。お二人の語り口、ユーモアも大変おもしろく、栗原...続きを読む
  • 本当の経済の話をしよう
    経済学が、物事の捉え方・考え方を教えてくれる学問だということを、平易で明快な文章で教えてくれる本。
    「少し厚目の新書」というサイズにもかかわらず、経済学で扱う問題をフルカバーしているので、時間がないサラリーマンが頭の整理をするために読むのにも最適。
  • 本当の経済の話をしよう
    経済学とは?経済学と経済の関係は?今の経済の状況は、問題はどうなの?
    というような疑問に正面から答える本。

    経済の入門書ではあるけれど、私のような中途半端な知識がある人が読んで再度理解し直すという意味でも素晴らしい本。
  • 本当の経済の話をしよう
    経済学者と文芸評論家による、「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」の4つのキーワードを基に経済学の基本概念を解説した本。対談本なので読みやすいし基本的な事項を確認する上では最適なのだが、データなどの裏付けに若干乏しいこと、あと本書が主に人文系の論客が陥りやすい誤りへの批判を軸にし...続きを読む
  • ニッポンの音楽批評150年100冊
    江戸から今までの日本における音楽の変遷が、詳しくまとめられている本。知らなかったことばかりで非常に勉強になった。
  • コロナ禍日記
    半分くらい読んだか。ちょっと読んで読めそうなのだけ読む。しんどいのはパスする。これがちゃんと読めるようになるにはやはり10年くらいはかかるのだろう。最近ようやく東日本大震災のものが読めるようになったのだから。
  • コロナ禍日記
    ただただ日々の集積のみがここにある。
    自分の中で空白の期間になっていたものが、他人の日記を通して少しずつ埋められていく。
    この暮らしを無かったことにしてはならないと感じた。それぞれがそれぞれのやり方で戦い抜いた日々を忘れてはいけないと思った。
  • ニッポンの音楽批評150年100冊
    ペリー来航からストリーミング・メディアに至るまでの、ニッポンの音楽が歩んだ150年を振り返るのが今回の本だ。




    これだけ見ると学者によるアカデミックな本に思うがそうではない。評論家と批評・音楽活動をしている2人があるトークイベントで「最近は良い音楽批評の本がたくさん出ているよね」という会話から...続きを読む
  • コロナ禍日記
    コロナ禍をどうやって過ごしたのか。日記にすることで、日常の変化やそれに対する筆者や世間の反応の変遷が見えて面白かった。国や仕事によっての違いも興味深くて、その辺もっと幅広く知りたいと思った。

    苦しかった頃のことをいろいろと思い出して憂鬱な気持ちにもなったけれど、記録として大事な一冊になるでしょう。
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで
    4.1ビックリするぐらい面白い。やがて来る終わりの形の記録。フリッパーズギターの、2人が通じ合うことは、驚異的で、奇跡で美しい。そう思う。夫婦にも当てはまる。
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで
    好きだったあのバンド…気が付けば解散してた!
    ってことってありますよね。
    そんなバンドの終わりを綴ったサブカルチャーレポ

    まあよくあるのが「お金」ドラッグ」「メンバーの死」「音楽性の違い」なんだけど、メンバー同士の殴り合いやら、マネージャーの暴走や画策、泥沼裁判沙汰などなど、その理由はそれぞれ。
    ...続きを読む
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで
    名前は知ってるけど、くらいの有名バンドの諸事情が広く浅く書かれていて、マニアックな部分での欲しかった知識を得られた。バンド版ワイドショーのようだ。面白かった。
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで
    バンドの命が終わるとき。それはギャラ、メンバーの仲違い、女性問題、事務所問題、ドラッグ、不慮の事故。大体この繰り返し。なかなか円満に天寿を全うすることはできないものだなあと感じます。
    興味深かったのが一旦解散したバンドの再結成日時が記されていること、意外と多くのバンドが復活と一夜限りのライブをしてい...続きを読む
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで
    山田風太郎氏にインスパイアされて産まれたバンド解散列伝。臨終とありますがバンドなので再結成という復活はあります。ドラッグ、カネ、オンナという三大パターンが基本ですが臨終の仕方は千差万別で実に面白いです。
  • バンド臨終図巻 ビートルズからSMAPまで
    前書きにも書かれているがこの本の表題は山田風太郎の「人間臨終図鑑」から採られており、編集の仕方は各バンドの誕生年代を十年ごとに区切って並べられている。洋の東西、あわせて191のバンドが掲載されており、知らないバンドも多いが、「フムフム、こんなバンドもあったな」という感じで気軽に読めるのが良い。因みに...続きを読む
  • 本当の経済の話をしよう
    対話形式で現代における経済学を解説。TPP、ユーロ危機、デフレ等の問題が分かりやすく書かれています。「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」の4つ概念に絞った構成もすっきりしていて読みやすいです。
  • 本当の経済の話をしよう
    わかりやすい良書。経済学の意義と限界みたいなものがよくわかった。特に、文理の弊害化は日々感じている疑問に応えてもらった気がする。
  • 本当の経済の話をしよう
    経済学の今の話題を対話形式でしるした本。ホットな話題を軽いノリでこたえているのですが、とっても面白い!
    型ぐるしく無いので楽しめます。
  • 本当の経済の話をしよう
    経済学の入門書として良い作品かと思う。ただ、経済学の知識がある程度ある人にとっては少し退屈であり、経済学に興味がない人はそもそもこのような本は読まないので誰をターゲットにしているのか分かりにくい作品といえる。

    できれば経済に興味がない人や新聞やテレビの偏った報道を信じ込んでいる人に読んでもらいたい...続きを読む
  • ニッポンの音楽批評150年100冊
    労作だとは思ふけど
     いやね労作だとは思ふけど、1章までの大谷能生の文体が気になる。おしゃれに気どってゐて少し読みづらいのである。メソッドやヒアリング、バックラッシュ、ヘゲモニーといったカタカナや、常体と敬体が混ざってゐるのも違和感。いはゆる評論的な書き方もある。読みづらい。