佐藤いつ子のレビュー一覧

  • 透明なルール
    確実に中学受験にでる感動作品。同調するだけがいいことじゃない。人の評価は色んな方向から見て決まる。いろんな意見があっていいんですよね。重要なのは自分の意見を持っていてそれを発言するってこと。発言しないよ相手にはわからないよね。これはSUGARさんがほかの著作でも書いてることだと思います。
  • キャプテンマークと銭湯と
    スポーツ世界のシビアな競争。
    小学生出会っても、スポーツでのレギュラーの取り合いやキャプテンの取り合い競争はかなり熾烈だよね....
    競争に負けた時に、仲間に抱く気持ちを明確に言語化できないし、かと言って相手を殴ったり怒ったりして感情だけで発散できるような歳でもないし(思春期も相まって、みっともない...続きを読む
  • ソノリティ はじまりのうた
    中学生の心の動きが無理なく描かれていてよかった。四角関係はちょっとできすぎかなと思わないでもなかったけれど。結末もよかった。岳の「水野の中学生は水野のもの」とそれに動かされる早紀の行動もいいと思う。
  • ソノリティ はじまりのうた
    瑞々しい中学生の恋、競争、調和、協力、嫉妬、自律を合唱コンクールに合わせて描いた物語。大人にも子どもにも心地よい物語かな。
  • ソノリティ はじまりのうた
    さわやかな青春が描かれていてうらやましくなってしまった。
    皆が片思いしながらも合唱コンクールに向けて、
    心を一つにしていくってすごくいいなと思った。
    主人公をはじめ、同級生たちの内情や気持ちの描写も読んでいて心地よい。
  • 駅伝ランナー2
    何かしら過去のありそうな一心を真っ直ぐ受け止める陸上部員のみんなが気持ち良い。陸の聡明さが今回も光った。
    一方、一心の前の学校はひどい。部員と一心を壊したのは先生だ。
  • 駅伝ランナー3
    今度はレースあり。
    いつ一心の過去がバレるのかはらはらしてたがバレなかった。
    走哉が一生懸命練習し、みんなで結果を出す話。2と3は前編後編としたほうがよいと思う。
  • ソノリティ はじまりのうた
    期待以上に面白かった。イライラする場面もあったが、中学生の青春が描かれていた。
    最後の親子のシーンが最高。
  • ソノリティ はじまりのうた
    前作「キャプテンマークと銭湯と」で一皮むけた佐藤いつ子の3年ぶりとなる待望の新作は、期待を裏切らない、いや、期待以上の作品に仕上がりました〜
    合唱コンクールが間近に迫った中、思春期を迎えた中学生たちの揺れ動く心情が、みずみずしいタッチで描かれています。今回も、一人ひとりの個性に生命が吹き込まれ、物語...続きを読む
  • ソノリティ はじまりのうた
    合唱コンクールに向けて練習する中学生の物語。
    群像劇となっていて、それぞれ全く違う性格の子たちが、一つの目標に向かっていく姿がすがすがしい。
    音楽っていいな!青春っていいな!と、単純に思わせてくれる一冊。
  • ソノリティ はじまりのうた
    合唱コンクール前の中学校を舞台にした、青い春の物語。
    友人、学校、家族、そして初めて抱く桜色の淡い気持ちなど、一気に中学生時代にタイムトラベルさせてくれる一冊でした。
    また、自分の娘が合唱コンクールを前にアツく話していた事も懐かしいなあ。
  • キャプテンマークと銭湯と
    よかった!
    「自分のてっぺんを目指す!」
    生きていて様々なことに嫉妬したり羨望があったり、
    でも、自分のてっぺんって、いい言葉だなあ。
    まだてっぺんじゃない!
    そう思って頑張る!
    いろいろ問題が語られていて、それは解決してないんだけど、まあ、いいか、
    一番大事なことは伝わる気がする。
    中学生か、多感...続きを読む
  • キャプテンマークと銭湯と
    自分の心をざわつかせる人は、自分には手に入らないものを簡単に手に入れている人。子どもも同じなんだなぁ。

    その人の前では、ザワザワした気持ちが抑えきれず、嫌な自分になってしまう。キャプテンの座を奪われた少年の気持ちが痛いほどよくわかった。
  • ソノリティ はじまりのうた
    話の起承転結はしっかりしていて、読後感も良い。
    恋愛要素に関してはそれぞれの矢印が交差しなさ過ぎて少しストレスがある。
  • ソノリティ はじまりのうた
    青春だなぁ、いいなぁ。何事にも夢中になれない、思ったことが言えない、コンプレックスがある、頑張っても超えられないものがある…どれもわかるんだよなぁ。それぞれが合唱コンを通してつながっていく感じがよかった。恋愛面は一方通行な感じがもどかしかったー…。これも青春か?
  • 駅伝ランナー3
    すごく深く描かれているわけではないが、彼らの想いは伝わる。

    努力している姿は伝播する。
    遥か先にいると思っていた一心にあと40秒差まで近づいていたと知った時の走哉、見えるはずないと思っていた頂が見えた時の感動は相当なものだったろう。

    物語はアンカーの走哉があと一人抜けば県の駅伝大会に進める所で終...続きを読む
  • 駅伝ランナー
    苦しい練習風景が描かれているわけではないが、なかなか結果の出せない主人公走哉の悔しさが伝わってくる。腐らない彼を頑張れ!と応援したくなる。

    喘息持ちだが前向きで、違う視点から物事を考えられる友人の陸が、今後大事な役割を果たしそう。続きが気になる。
  • 駅伝ランナー
    小学生男子が駅伝に魅せられ陸上を
    始めるお話でした
    小学生での駅伝は簡単なものでしたが
    その戦いの興奮は伝わりました
    そして中学生・・・

    続きがあったら見てみたい
    と調べてみたら続きが出てました
    機会があったら読みたいです!
  • 駅伝ランナー
    走りたい!
    速いわけでもなく、ただ走るのが好きって、
    全体にいい子たちで、なかなかそんなわけにはいかないかもしれないけれど、いい話だったなあ。
    速くないんだから、劣等感とかもあるんだけれど、
    うーん、
    もう少し書き込めてもいい気がするけど、
    まあ、いいじゃないか、いい子たちで、さわやかで。
    「キャプ...続きを読む
  • キャプテンマークと銭湯と
    児童文学というのは基本子供に読ませたいと大人が真剣に書いているので、いい本が多い印象です。
    これも自分の傲慢さ、思いやりの無さ、友人と衝突しての心もとない感覚、新たな出会い、色々な人にそれぞれの世界が有ると気付く感覚。気が付かなかった友人の姿。人の芝生が青く見えるという事。失う悲しみと前の前に広がる...続きを読む