バトラー後藤裕子のレビュー一覧

  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    デジタル・コミュニケーションを前提とした、子どものリテラシーを育てるための言語教育に対する提言が書かれた本。また、急速に進歩した子どもの言語習得に関する最近の欧米や日本の様々な研究が紹介されている点も価値が高い。
    著者は、子どもの第二言語習得が専門の、ペンシルバニア大学バトラー後藤裕子教授。

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  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    デジタル・デバイスを用いた学習、とくに、著者が専門とする語学学習について述べられた本です。
    必要に応じて、学習に限らず、デジタル・デバイスの歴史やAIの歴史にも触れてあり、デジタル・デバイスを用いた学習についての外観を知るにはとってもよい本だと思います。
    ただし、学習全般ではなく、基本的には語学学習...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    英語教育に携わっているので、読んでよかった。著者の研究がICT分野に進出していった理由は、イコールデジタル世代への言語教育にはICTが不可分である、と分かった。また、学校では教師にデジタルリテラシーが必須だということが納得行った。まずは使うことからだな、と。
  • 英語学習は早いほど良いのか
    子供の第二言語習得を研究する筆者が、子供が語学学習の天才であるかのような思い込みが根強くあるところ、科学的にわかっていることは何か、実証研究の結果を整理し現実的に期待できるのはどういうことで、早期外国語学習をどういう形で導入するのが子供達のためになるのかを探求する興味深い書。早期英語教育の導入にあた...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    子供とのinteractionがありさえすれば、YouTubeをみさせるのもあり、など子育てに役立つ情報は結構あった。
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    日本はデジタル教育も既に後進国であり、その差はコロナ禍で世界の先進国比でも2歩も3歩も遅れた致命的な結果を生み出した。それは、ここにあるデジタルテクノロジーに対する「アクセスの差」から「使用の質の差」となって現れているのは賛同する。政府(文部科学省)、教育委員会はデジタル教育に対する「形式だけ」で実...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    「紙がいい、デジタルがいい」と判断するのはこの本を読んでから。
    新井浩子さんの議論や、ゲームの意義、AIなど、人によっては物足りない部分もあるかもしれない。
  • 英語学習は早いほど良いのか
    幼少期からのバイリンガル教育は母国語の思考発達の妨げになると思い込んでいたので、早期英語教育には否定的だったが、研究で明らかにされていないことも多く、結論づけるのは時期尚早という印象。
  • 英語学習は早いほど良いのか
    ひとことで言うと、分かっていないことが結構多いということがよく分かった。
    それでも、多くの学術データが紹介されており大いに参考になった。
    外国語学習であれば後々挽回できそうなので、1歳娘への英語教育は焦らず、まずは母語に注力したい。
  • 英語学習は早いほど良いのか
    第1章から第6章まではこれまでの研究成果を綿密に考察しており,専門家には有用な部分だと感じたが,一般の読者にはやや難しいのでは.第7章がポイントだ.早期に外国語を学ぶことの重要性はあまりないことを強調し,学習時間が習得の程度を左右する由.その通りだと思う.週に一時間,英語を学んで身につくと考える方が...続きを読む
  • 英語学習は早いほど良いのか
    英語の早期学習という場合でも、様々な要因があるにも関わらず、単純化されているということを明らかにした本である。
  • 英語学習は早いほど良いのか
    ~という研究結果があったが、~なので正確な評価は分からない。みたいな結論ばっかりでどっちやねん!とはなった。評価の方法や定義づけが定まっていないまだまだ研究の余地のあ分野で、変なこと言えないのは分かるけど。

    とりあえず臨界期に近いものは存在するけど、明確な区切りはない。ネイティブになるのはほぼ無理...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    デジタルをどのように使っていくかが、やっぱり大切ということ。

    研修を受けた時に紹介されていたので、読んでみた。
    幼少期の動画視聴やテレビ視聴は一緒に見ている大人が大事ということがすごくわかった。
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    子どもたちは、今や膨大な情報に取り囲まれている。その中で、異なる立場にいる人たちの見解を正確に理解し、意見と事実を判別し、情報の信頼性を判断し、信憑性のある情報に基づいて、論理的に判断を行い、その結果を言語化して、他人にも伝えるような能力をPISAでは求めている。

    読みの4つの特徴。①移動性…どこ...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    SNSとかゲームとか、そういう楽に楽しめるものに時間を持ってかれすぎてる。しかも、そういう人たちがとても増えている。大人も含めて。
    これが国力を落としてる原因になってるのは、事実だと感じる。

    一方で、ちょっと指先を動かせば、なんだって学べる。未経験のものに取組んだり、より深く学んだり、そういう障壁...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    子どもの時からデジタルというのはおそらく結構大変そうだ。格差大きくなりそう。身体化。共同注意。学習言語の習得を逃げてSNS依存を拡大。
    テレビの時と似てるような違うような。比べてみたい。
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    1.この本を一言で表すと?
    日本と海外の最新の研究結果から、デジタルと学びの関係を分析した本。

    2.よかった点を3~5つ
    ・テクノロジーの進化に伴い、それを主体的効率的に有効利用していくグループと、自動的にテクノロジーに振り回される、または取り残されていくグループとの間の格差が拡大か、各特化してい...続きを読む
  • 英語学習は早いほど良いのか
    早期英語教育の効果について、様々な実験や検証結果を示し、論じている。大量のデータ+難しい言葉で、検証内容については、少し飛ばしたところもある。

    ・早期教育者が有利になるためには、大量のインプットが必要。
    ・開始年齢よりも、総学習時間数が英語の熟達度に関係している。
    ・臨界期はなく、緩やかに熟達度が...続きを読む
  • デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来
    このへんは常にキャッチアップしていかないと、で。著者の専門もあり、デジタルと言語能力についてのデータや考察が中心。全体的にわかりやすくまとまってた。まだ結論が見えないところは憶測を述べるのではなく、まだわからない、と書いてあるのは信頼がおける。(新書レベルだったら当然かもだけど)

    メモ
    ・テクノロ...続きを読む
  • 英語学習は早いほど良いのか
    第二言語及び外国語習得の年齢との関係についてのサーベイ。
    よその国に行って第二言語として習得する場合と、時刻にいて外国語を習得する場合がまず違うというのが新鮮。前者の場合は早いほうが確実にいいが、後者の場合はどれだけ接するかがかなり需要で、それがない場合はむしろ自国言語がちゃんとできたほうが外国語の...続きを読む