作品一覧 2021/05/21更新 英語学習は早いほど良いのか 試し読み フォロー デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> バトラー後藤裕子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来 バトラー後藤裕子 デジタル・コミュニケーションを前提とした、子どものリテラシーを育てるための言語教育に対する提言が書かれた本。また、急速に進歩した子どもの言語習得に関する最近の欧米や日本の様々な研究が紹介されている点も価値が高い。 著者は、子どもの第二言語習得が専門の、ペンシルバニア大学バトラー後藤裕子教授。 この...続きを読む本の最大の特長は、日本語と欧米の言語の特性を踏まえた上で論考がなされていることだろう。 また、ことばを身につけるときの身体性の重要性を説いているのも、子どもとことばに関わるボランティアをしている私の実感と合っている。 これからを生きるこどもたちには、デジタルを使ったコミュニケーションによって、インターパーソナルな空間を広げ・深められるリテラシーを、習得して欲しいと願っている。 Posted by ブクログ デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来 バトラー後藤裕子 デジタル・デバイスを用いた学習、とくに、著者が専門とする語学学習について述べられた本です。 必要に応じて、学習に限らず、デジタル・デバイスの歴史やAIの歴史にも触れてあり、デジタル・デバイスを用いた学習についての外観を知るにはとってもよい本だと思います。 ただし、学習全般ではなく、基本的には語学学習...続きを読むに限定されている点には注意が必要です。 今の技術では、デジタル・デバイスだけでの語学学習は厳しい、とくに年齢が低いほど厳しいですが、小学生以降であれば、使い方次第では有効な場面が多々あるようです。 結局のところ、デジタル・デバイスを用いた学習と、人のサポ―トのある学習の組合せが、語学学習にはベストではありますが、そのバランスは、技術の進歩とともに変わっていくと思われます。 また、今後は、デジタル・デバイスとのコミュニケーション、という新たなコミュニケーションが必要になる可能性もあります。 新たなコミュニケーションや学習法については、抵抗感があるケースもあるかと思いますが、今後の語学学習については、今まで以上に、食わず嫌いにならないことが重要になりそうですので、いろんな手法に取り組む姿勢が、語学学習を効率的に進める鍵になりそうです。 Posted by ブクログ デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来 バトラー後藤裕子 英語教育に携わっているので、読んでよかった。著者の研究がICT分野に進出していった理由は、イコールデジタル世代への言語教育にはICTが不可分である、と分かった。また、学校では教師にデジタルリテラシーが必須だということが納得行った。まずは使うことからだな、と。 Posted by ブクログ 英語学習は早いほど良いのか バトラー後藤裕子 子供の第二言語習得を研究する筆者が、子供が語学学習の天才であるかのような思い込みが根強くあるところ、科学的にわかっていることは何か、実証研究の結果を整理し現実的に期待できるのはどういうことで、早期外国語学習をどういう形で導入するのが子供達のためになるのかを探求する興味深い書。早期英語教育の導入にあた...続きを読むって児童の社会経済レベルへの配慮が不可欠とのメッセージは重いですね。 Posted by ブクログ デジタルで変わる子どもたち ――学習・言語能力の現在と未来 バトラー後藤裕子 日本はデジタル教育も既に後進国であり、その差はコロナ禍で世界の先進国比でも2歩も3歩も遅れた致命的な結果を生み出した。それは、ここにあるデジタルテクノロジーに対する「アクセスの差」から「使用の質の差」となって現れているのは賛同する。政府(文部科学省)、教育委員会はデジタル教育に対する「形式だけ」で実...続きを読む務が伴ったリーダー的存在が欠けており、1990年代にも「一人1台のPC」と言って既に30年近く立っているが未だ同じことを言っている。やはり教育関係者も含めて一般的にデジタル・リテラシー不足であり、その人材不足が旧態依然のシステムのままで、今後、その差はアジア諸国でも最低となることは既に見えている。もう一つの原因は、日本の政府組織も含め組織そのものにも課題があり、若い人材の採用、権限委譲など積極性に欠ける組織と体制だ。 Posted by ブクログ バトラー後藤裕子のレビューをもっと見る