結月さくらのレビュー一覧
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何とも不思議で斬新な魔法使いの漫画です。
「言解き」というタイトル通り、漢字の持つ意味を解きながら物語が進んでいく。
毎回その漢字は魔物のような姿で現れる。
ミステリーの要素とファンタジーの要素、重苦しい作画と相まって面白い。 -
1巻からあちこちに散らばっている伏線の謎が少しずつ見えてきます。
そこらへんの謎解きミステリーよりすごい濃厚です。
絵のミスマッチ感は多少ありますが、続きがすごく気になる作品です。匿名 -
どこから思いついたんだろうという感じ。
手紙っていろんな人間の内情を含んでるし
それを丁寧に扱っている白ヤギさんに好感が持てる。匿名 -
口の中でほろりと溶け、柔らかい甘さを広げ、それでいて、嫌なくどさを全く残していない、良質のざらめ糖から作る綿飴を連想させる画、物静かで淡々としているけど、決して停滞してはいなくて、人も時間も着実に僅かでも前に進んでいると伝わってくるストーリーが、読み手を自然に作品に引き込む
廃れようとも、決して書き...続きを読むPosted by ブクログ -
口に含むと、じんわりと優しく淡く溶けてゆくマシュマロのような、ほのかな温かい余韻のある甘みの強い漫画
主役の洋子さんの、手紙を“食べる”、書き手に悩みがあると“小骨”が引っかかる、手紙の中に“潜れる”って設定が実に斬新で面白く、“幻想的”と“リアリティ”の中間に腰掛けるストーリーに更に引き込まれる
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タイトルと絵の雰囲気からは全く想像しなかったまさかの魔法使いの話。
魔法を使っての戦いももちろんあるのだけど、それ以上に魔法使いたるものの
定義や、その戦いの勝利の仕方とかめちゃくちゃ高度。
さらにはミステリー要素が満載で読み応えあり。匿名 -
CLAMP作品が好きな方にはハマりそうです。オカルトちっくで、どこか哲学的。
左手がとれ、さまざまな文字に変化し、バラバラになる呪いを受けたナツメ。名は体を表すとはまさにこのこと、文字はそのまま由来や意味を備えて別の形(人型、植物や動物)になってナツメの先祖が創った巨大な図書館内に現れ、捕まえ...続きを読む -
良くも悪くもなんだかずっと揺蕩うような物語だった。作中もそうであるように、あるシーンを切り取って眺めていくような構成だから核心とか前後関係はほとんど分からないままなので後を引かない。ある意味、作中の描写と同じく、喉に刺さった小骨のようにいつの間にか過ぎていく作品なのかもね。
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なんというか、不思議な世界観。
文字…というか漢字の由来がカギである点は一般人にはやや難しいが、発想は新しく、かつ独特な雰囲気を醸し出す。
絵の雰囲気も悪くなく、この手の世界観が好きな人にはかなりハマる作品ではないだろうか?
個人的には、まだ2巻まで程度だと話が淡々としすぎており、謎の...続きを読む -
手紙を食べる白やぎさんの設定が面白い。
手紙を探る時に出てくる骨の魚も綺麗。
ただ表紙の絵ではイイなと思ったんだけど、ちょっと面長な顔立ちの絵柄が本文では気になってしまった。女の子があんまり可愛く見えなくて。
3話目のラスト、微笑む女性の表情が好きでした。
ちょっと面倒くさがりな黒やぎさんも好き...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙が可愛かったので買ってみたけど、絵は綺麗な反面漫画としてストーリー展開が余り好きではないというかちょっとワンパターン的。キャラクターにそこまで「かわいい!!」と魅力を感じることができなかったのが残念。Posted by ブクログ