起業するためには何をすべきか?
それを分かりやすく漫画を使って説明している本。
読んでみた感想としては、思っていた以上にやることがある。
起業といっても個人と企業の2パターンあるが、どちらも大変。
特に融資を受ける場合は、信用チェック等更に大変になる。
これだけ大変なことをやっているのに、
3年
...続きを読む経ったら4割程度しか残らないという現実。
事業としてのコンセプトは勿論、
儲かる儲からないの売上計画が甘いのだろう。
上記をきっちりやるためにも、
「事業計画書」を作り上げることが最も重要と述べています。
より具体的に絵に描いた餅にならないような事業計画を書くためにも、
ユーザヒアリング、第三者からの意見、定量情報等、
様々なことを行って行くのが大切。
大変だけど、ここで手を抜いたら失敗が待っている。
確実に売上を出していかないと企業はつぶれる。
【参考になったこと】
・起業する際にまずやることは自己について振り返ること
人生でしたいことは何か
自分が今出来ることは何か
をしっかり考えることから始める。
上記に加えて、
社会が求めていること
を考え、いずれにもマッチするところで起業すべき。
・ニーズを考えるにあたって大切な視点は、マーケットイン
マーケットイン:
市場のニーズをとらえ、それに合った商品・サービスを
提供していくという方向性
プロダクトアウト:
売り手側が売りたい商品・サービスを市場に提供していく
という方向性
プロダクトアウトの考え方になってはいけない。
・事業コンセプトを考えるときは、
誰に
何を
どのように売るか
を具体的に考えること。
「何でも出来る」=「何も考えていない」と見なされるし、
そもそも何をやっている企業かよく分からない。
かつ、何をやるかだけでなく、
最後の「どのように売るか」まで無いと駄目。
儲からない会社は必ず潰れる。
・コンサルタントのようなサービスについても以下のような
具体的なことが説明出来る必要がある。
誰が提供するのか?
どんな方法で提供するのか?
一言でいうと何というコンサルタントなのか?
コンサルティングにより、どんな効果があるのか?
提供金額はいくらか?
課金方法は?
提供期間は?
成果が出なかったときどうなるのか?
・事業計画書で最も重要なのは、
「なぜ、売れる(儲かる)のか」
理由と客観的な裏付けが重要。
・創業資金=設備資金+運転資金 X 3ヶ月
・融資を受けるときには経営者自身の過去の経験が問われる。
①立ち上げるビジネスと同業界で何年経験してきたか
②どの立場で経験してきたか
③具体的な実績は何か
④どんなノウハウがあるのか
上記以外にもお金の管理能力が問われる。
・家賃は3日分の売上で賄うのが王道。
これは月の売上の10 - 15%程度。
それ以上だと高い。
・起業当初(メンバーが少ない状態)で営業をするときは、
具体的なターゲットを絞ったうえで営業すること。
具体的な顧客を想定出来ずになんとなく営業にいくのは、
時間の無駄。そんな時間は起業当初には無いと考えるべし。
※組織を造る等、やることは非常に多いので、
無駄な営業は絶対にやってはいけない。
・起業だけに限った話ではないが、
自己の棚卸しは常に行っておくこと。
自分に出来ること、出来ないこと
自分がすべきこと、他者に任せること