ワクサカソウヘイのレビュー一覧

  • 出セイカツ記 衣食住という不安からの逃避行
    ” マリオよ、あなただったらこのクソゲーを、いったいどのようにクリアするのですか。”

    ただでさえ不安な日々、そこにコロナ禍というピンチまで重なって、生きることが最大限に脅かされている。そんな日々から、一体どうやって脱走したらいいのだろう。

    著者はフリーランスの文筆家だけど、別の境遇の人だって、き...続きを読む
  • 今日もひとり、ディズニーランドで
    自分のために書かれているのかと思って本当にびっくりしました。
    著者が巻末のあとがきで注釈をつけていますが、この本に書かれている「東京ディズニーランド」は、2005~06年とのことで、ちょうど私も東京ディズニーランドに入り浸っていた時期です(この小説の主人公のように年パスは持っていませんでしたが)。ま...続きを読む
  • 今日もひとり、ディズニーランドで
    ワクサカさんは表現の引き出しがありすぎる。そしてそれらを全力でしょうもないテーマに投入する。大好き。
  • 出セイカツ記 衣食住という不安からの逃避行
    2022年刊。表示の印象から軽い内容を想像していたが、意外な感触。誰もに多少なりとも有りそうな感覚から、発想が斜め横に展開して実験する。しかも結構な時間と手間を掛けて。原動力は「不安」と「生への欲求」。人間の脳自体に不安に強く関わるノルアドレナリン神経が存在するのだから、人間が人間たる所以、欲求や渇...続きを読む
  • 出セイカツ記 衣食住という不安からの逃避行
    ワイルドに国に頼らず自活するような内容ではなく、衣食住を失ったらどうしようという根拠の無い不安と戦うために、色々な事を試みるエッセイです。
    実際今暮らしていけているのは、たまたま仕事が有って住む所があるだけで、自分ごとき何かのタイミングでホームレスになっても不思議ではない。と思って生きていたので物凄...続きを読む
  • 出セイカツ記 衣食住という不安からの逃避行
    サバイバル的生活に興味がありラジオで本書が紹介されていたのを聞き買ってみる。

    草を食べる
    断食をする
    捕獲した魚だけで生活する
    断食をする
    石を売る

    こう言う馬鹿なチャレンジは好きで、魚はやってみたいと思うし、石に関しては素晴らしい試みだと楽しく読む。

    残念な点としてはこういったノンフィクショ...続きを読む
  • 出セイカツ記 衣食住という不安からの逃避行
    衣食住の不安から逃避行のチャレンジをするというエッセイ。面白い試み。でも後半は少しだらけてしまい、読むペースが遅くなった。ま、気楽に行きよう!というのが伝わった。楽しく気軽に読めるかも。
  • 今日もひとり、ディズニーランドで
    ディズニーという夢の国に行くのに、卑屈な主人公。
    絶妙にダサい主人公だけど、最後は良いこと言ってたな〜。
    言葉じゃなくて態度で示そうって思った。
  • 今日もひとり、ディズニーランドで
    勝手に自伝小説だと思って読んだからフィクションでガッカリした…

    山本さほさんと品田遊さんのファンなので、宣伝にうまく乗せられて読んだ。

    うーん。ディズニーランドはタイトル通りたくさん出てくるんだけど、TDR好きな人が読んでもそんなにTDR感には浸れないかな…

    あと、やっぱり親って身勝手だよな。...続きを読む
  • 男だけど、
    現代日本のエッセイ。男性であり、男性的な論理規範の下で生きている!と自負する著者が、にもかかわらず自分の中の「女の子」的な感性を発見し、そしてそれに逆らわず日々を暮らしている様を、まあ比較的淡々と綴っている。旅行したり、可愛いモノを買ってみたり、美味しいスイーツ食べたり……楽しそうで何よりです。とし...続きを読む
  • 男だけど、
    男である自分のなかに潜む、女の子ちゃん。が、顔を見せるエピソードをエッセイで紹介した本。こんなふうに思うのは本書の意図とはちゃうんかもしれへんけど、こういう感覚って、少なからず誰にでもあるんちゃうかな、と思った。男である、女であるってことははっきり言えなくて、男女の濃淡の間にすべての人間はいるのでは...続きを読む