榎本ナリコのレビュー一覧
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最近ときめきがない日常でとてもセンチメンタルなコミックに出会った気分です。
片想いだったり踏み込んではいけない領域だったり、短編?でも繋がっているような良い話がいっぱいでした。 -
10~15年ぶりに読んでみて、1~4巻は、
今の自分に合わないかなー、と思ったが、
1巻完結のここからは話がグッと深くなって、やっぱいいね。
加齢により入り込めない部分もありつつ、
何とも言えない読後感と心に刺さる何かを残した。
そして何より、涙が出た。
これこそ、センチメントの季節なん...続きを読むPosted by ブクログ -
甘酸っぱい恋心や無垢な純愛への憧れよりも、むき出しの生殖行為に思考の殆どを奪われていた制服時代を思い出す、そんなお話ばかりで昔を懐かしみました。最後は儚い結末ばかりですが、現実は殆どがそのようなものなのではないでしょうか。自分という存在は、決して報われないと思っていた制服姿の私に、この本を届けてやり...続きを読む
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わたしの性の感覚はすべて榎本ナリコに教わった
十代の、女としての、感覚。
初めて読んだ時の衝撃。
こんなにエロと切なさが同じところに成立するなんて思わなかった。
性なんて少しも綺麗じゃなくて、そこに愛なんかなくて、
下心とか、感傷とか、大人への期待とか、同世代への優越感とか、
でもそこにはやっぱ...続きを読むPosted by ブクログ -
「センチメントの季節」最終刊です。
最初は、少年少女に視点を置いていたこの物語も、だんだんと大人の視点にシフトしていっている感じです。
1つは、少年少女なんて縛りでは、パターンが決まってしまうということもあるのだと思いますが、これをかくことで、榎本 ナリコ自身も、なんか、成長していったというか、感...続きを読むPosted by ブクログ -
いわゆるセンチメントの季節を過ごしていた時こんなファンタジーでドラマティックなセックスは
していなかったけれどでも、確か、こんな気持ち、だった、かも。
なんて思い出して感傷に浸れるマンガです。
Posted by ブクログ