佐野晶のレビュー一覧

  • ゴースト・ポリス
     そっかこんな切り口もあるんだ。凄く新鮮だった。    

    まあ細かい突っ込みも入れたいんだけど、ぐっと我慢しよう。第二第三の『ゴーストポリス』待ってます。
  • そして父になる
    【2024年69冊目】
    息子が小学校に上がる受験に合格したと同じ時期に知らされた、「赤ん坊の取り違え事件」。出産した時の病院で、乳児の取り違えが起こっていたらしい。これまで育ててきた息子とは血が繋がっていない――衝撃的な事実に打ちのめされながらも二つの家族は対面を果たす。本当に血は水よりも濃いのだろ...続きを読む
  • そして父になる
    もし我が家が同じ事態に陥ったら…と本当に深く深く考えさせられた本です。

    映画を観ていなかったので、今この本に出会えてよかったなと思います。

    病院側の対応などちょっと腑に落ちない部分もありましたが、続きが気になってダッシュで読み切りました。

    自分の子育ても振り返る機会になりました。
    おおらかに育...続きを読む
  • そして父になる
    息子が有名小学校に合格してから赤ちゃんの取り違えが判明する。慶多、琉晴の二人と二つの家族が交差しながら、エリート社員の生き方を反省し気づきを得る一冊。初の是枝裕和作品、読みやすくて感情移入してしまった。
    週末の仕事をやめて家族と映画やキャンプで楽しみたいと思わせる。
  • 小説 アルキメデスの大戦
    他の方の感想を見ていると、映画とは少し結末が違うみたいなのでそちらも観てみたいなと思いました。巨大な戦艦が「大和」だということにワクワクしたし、日数が沈没までのカウントダウンだったなんて、、、。1日で読んじゃいました。
  • そして父になる
    だいぶ前に、映画を観ていたこともあってか、子供らの演技が何となく思い出されて、感動し、かつ面白く一気に読めた。もう一度、映画も観てみたいとも思った。すごく読みやすい。読みやすい様に各所で工夫されていた様な気がする。登場人物の属性(出身地、特技とか)は、不自然がない様に緻密に、設定されている様な気がし...続きを読む
  • 三度目の殺人
    「真実」
    本当の事が最後までわからないで終わる。どうにでも解釈できるようで、だけど事実として殺人はあった。

    自分に置き換えて考えてみれば、事実を100%の真実としてその時の感情や行動をも人に話せるだろうか?
    無理な気がする。

    相手によっては理解されようがない事は伏せるだろう。
    相手によっては美化...続きを読む
  • 三度目の殺人
    映画監督の「是枝裕和」とノベライズ作家の「佐野晶」の共著『三度目の殺人』を読みました。

    映画の方は観ていないのですが、予告編を観ると面白そうだったので、期待して読みました。

    -----story-------------
    『そして父になる』の「是枝裕和監督」、最新映画。
    出演・「福山雅治」、「役...続きを読む
  • そして父になる
    映画監督の「是枝裕和」とノベライズ作家の「佐野晶」の共著『そして父になる』を読みました。

    『三度目の殺人』に続き、「是枝裕和」と「佐野晶」の共著です。

    -----story-------------
    「6年間育てた息子は、他人の子でした――。大切に育ててきた6歳の息子。彼は、出生時に病院で取り違...続きを読む
  • そして父になる
    主人公が人間として成長する姿が素晴らしい。
    夫婦間では特に、一方の考えて決めていくのではなくて話し合いが大切だと改めて感じた。

    家族ごとに仕事に重きを置くか、愛を育むかといった方向性は違うものの、お互いを受け入れて新たな考えを得ることが大切。尊重し合うことを学んだ。
  • 毒警官
    毒物の取り扱いに秀でた阿久津春也とピッキング行為で捕まり保釈された利根太作が、盗聴盗撮を駆使して様々な案件を処理する物語だが、警官である阿久津、利根の職場となるレストラン ヴェレーノの小海友紀など、魅力的な人物が繰り広げる展開が楽しめた.手順は利根が対象家屋に忍び込み盗撮盗聴装置を設置し様子を確認し...続きを読む
  • そして父になる
    主人公が自分と同年代なので感情移入できました。子供を取り違えられた家族の話です。主人公はいわゆるエリートサラリーマンですが子供との交流はちょっと微妙という。最終的には地位や名誉はなくしますが子供との絆や家族との愛情を手に入れるっていう王道路線です。子供たちの心の機微がすごい。
  • 夜明けにただひとり

    ロマンスが足りないかな

    最初は登場人物の区別が付きにくくて、いちいちキャスト紹介に戻りながら読みました。ストーリーは飽きを感じさせない設定で面白かったんですが、ロマンスがやや不足気味なのが残念でした。町の人間が全て胡散臭くて最後まで犯人が分からなかった
  • 毒警官
    身柄引受人として保護司が名乗り出てくれたおかげで、仮釈放された窃盗犯の利根。しかしそれは、警官の阿久津が自ら行う「制裁」の手札として利用する目的だった。刑事事件として立件しづらい虐待やいじめ等の加害者に、自らの趣味でもある毒を使って制裁を下していく阿久津。と言ってしまえば恐ろしく思えますが、実はとて...続きを読む
  • 毒警官
    毒、毒『毒警官』題名から察するともう悪魔の毒々モンスター的な悪を感じるストリートと思いきや毒を用いて事件を解決する痛快なミステリーでした。毒をいい使い方をするなんて想像できないおもしろいお話です。ハラハラドキドキの連続で緊張感あふれるストリートでした。
  • 海よりもまだ深く
    全体的に暗い人間味が溢れていて少し辛いところもあったがラストで何も語られないところに色んな展開が考えられ独特な余韻が残る話だった。
  • そして父になる
    大企業スーパーゼネコン超一流サラリーマン主人公 良太が6年間育てていた子供は他人の子供だったことを、ある日、元産婦人科の病院から呼び出され、医師からそのように告げられてしまう。嫁が子供を出産した直後、看護師によって、子供を他の子とすり替えられてしまったのだ。元産婦人科の病院で すり替えられた側の夫婦...続きを読む
  • 灰かぶりの令嬢

    軍艦艦長に見初められたヒロイン

    経済的に祖母の宿屋経営が大変困難で美しい髪を売ったり、残り物を貰いに行ったり大変な苦労をしている美貌のヒロイン。海軍省の戦艦の独身キャップテンに見初められます。

    立派な独身艦長に常に優しく見守られ、黙って助けを差し伸べてくれたら、そりゃ恋をしてしまって愛さずにはいられなくなるでしょうに。

    ...続きを読む
  • そして父になる
    映画も見たけど小説の心理描写がもっと面白い。父親同士の性格が対比的でそれが子供にどんな影響を及ぼすのか、という部分が見どころだと思いました。
    仕事にとらわれていたときは見えなかったけど、新しく見えてきたもの。真相が明らかになっていくにつれて変わっていく主人公の心情が感動的。
  • そして父になる
    父になるという事は、なんだろうか?

    漠然とした質問だろうが、この本を読みきった時に感じたことが、その人にとっての父親なんだろうなと思う。

    厳しい父親、遊んでくれる父親、見守ってくれる父親。色々な父親が存在する。

    結局のところ、子供にとって安心や尊敬、愛をくれる人が父親なんだなって私は思った。