渡邉格のレビュー一覧
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労働者、地域、環境に配慮した経済活動
働く時間や働く日数を増やしたり、原価率を下げたりすることで利潤は生まれる。
利潤を増やしていくためには、規模を拡大し続けたり、商品を安くしたりしないといけない。
ファミレスでのバイト
塩素を使った消毒
たくさんの食べられるはずの廃棄される食品
長時間労働で疲...続きを読むPosted by ブクログ -
【動機】働き方や地域経済に興味があったので
「食」や「経済」「お金」などに問題意識を感じていれば、とてもおもしろく読めるのではないかと思う。
働いて利潤を出す「腐らない経済」の話はとてもわかりやすく、問題の一端が見えたような気がした。
くりかえし読みたくなりそうなので ★5。Posted by ブクログ -
筆者の人間性や考えが随所に表れており、多くの共感するところがあった。マスプロの一端を担っている今の自分の仕事に疑問を感じつつあったが、その疑問点への解となりそうなエッセンスが感じられたのが収穫。提供者側が信念に基づいて正しくつくり、利用者がそれに正しく対価を支払う。互いに尊重し合う関係性構築がこれか...続きを読むPosted by ブクログ
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資本主義と商い。著者の実体験による体当たりが、この悩ましきテーマに光をぶっさしてくれる。ほんとうの商いって、心地よくて、喜びに満ちたものなんだって、教えてくれる。
金本位制ではなく菌本位制の「腐る経済」というキーワード
も秀逸。学者のマルクス解説とは全く違う、血肉が通った労働者そして経営者の立場から...続きを読むPosted by ブクログ -
・脱サラして田舎でパンを一から作って売っている人が書いた本。
・市販の普通のパンは酵母を精製して作っているため添加物も多く体に悪い。
・利益を生まないことで不正のない本当のビジネスを実現できる。
・マルクスの資本論を読んでみたくなる。
・酵母の話が面白かった。
・パンへの興味が湧いた。Posted by ブクログ -
タイトルに惹かれて読んだら、思想に共感した。マルクスの資本論の市場経済に対抗するために、野生の菌にたどりつく。Posted by ブクログ
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フィットネスビキニ選手の安井友梨さんがブログで紹介されていたタルマーリーのパンが食べたい食べたいと念仏のように来る日もつぶやいていたところ、夫が購入してくれました。一口食べたとたんに大ファンになり、ネットで調べているとオーナーの書籍が見つかり今に至ります。パンと経済を共存するにはどうすればよいのか、...続きを読むPosted by ブクログ
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酵母は意志のある生き物なのかもしれないと思った。タルマーリに行ってみたいし、各地に同じ志の人々や生活が増えれば嬉しいなぁ。Posted by ブクログ
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読み進めながら、まったく違う分野で仕事をしているのですが、うなるところが多々ありました。
たとえば、イースト菌と自然の菌の違い。とにかく速く仕事ができる人たちを集めて効率だけを重視したイースト菌と、いろんなやつがいるけれどひと味違ったものが作り出せる自然の菌。
そして手のかけ方とかとか。
仕事...続きを読むPosted by ブクログ -
ツイッターなどで見かけ、気になっていた本書。
いつか読もう読もう、と思う内に、気がついたら文庫になっているではありませんか!
イーストなどを使用せず、天然酵母や天然麹菌によってパンをつくり、店を経営する著者による本書。
面白いのは、マルクスの『資本論』をはじめ、いくつかの経済書を引用しながら、彼ら...続きを読むPosted by ブクログ -
マルクスなど経済学を学んだ事はありません。
ただ、筆者が書いている「地元で納得のいく品質の材料を確保、お客様に喜ばれるよう惜しみなく技術や知恵を追求して加工し、正当な対価で売り、正当な対価をスタッフに与える。今いる地域でそうやって経済を循環させる」これは理想だな、こうやって生きていけたら素敵だなって...続きを読む -
「腐らない経済」に対し、パン屋という職を通じて一石を投じた一冊(「腐る経済」の実現)。
改めて経済学の理論から、資本主義が何を前提に回っているシステムなのか、資本主義の中で労働者はどのように扱われているのか、といった点を紐解いてくれているため、理解が進んだ。
マルクス曰く、「生産手段」を持たない労働...続きを読むPosted by ブクログ -
「ソフトランディングはできないものか」
この本が文庫化される前の話。「エンデの遺言」を読んだ後、書店に並んでいるのを何気なく手に取った。当時地域で通貨を発行するというアイデアは当時意外と扱われていた。村上龍の「希望の国のエクソダス」とか、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」とか。
田舎で天然の...続きを読むPosted by ブクログ -
職人に憧れるな。
昔は誰もが職人=生産者だったんだろうな。
何かを作ることができるという自信は、労働の搾取からの解放の安心感に繋がる。
手仕事を大切にしていきたいし、味噌、梅干し、ぬか漬けは私もしっかり受け継いでいきたいな~
・腐らないお金の不自然さが、僕たちを「小さくてもほんとうのこと」から解...続きを読むPosted by ブクログ