加藤恭平のレビュー一覧

  • 検察側の証人
    アガサの戯曲は初めてだったけど、どんどん話にのめり込んで臨場感があった。
    結末も2回3回どんでん返しで、そうきたか!って感じで面白かった。
  • 検察側の証人
    クリスティの戯曲は初めて。
    事件自体は本当にシンプル。最後の最後まで、アイデンティティの偽装に気づかなかった。
  • 検察側の証人
     クリスティの戯曲は中々手を出せずにいたがほとんど作品を読み尽くしてしまい、いよいよ戯曲を読むに至る。
     今作「検察側の証人」は法廷ミステリーになる訳だが、1953年から全く色褪せる事なくあまりにも面白い作品で衝撃的だ。小説よりも短いため読みやすく、戯曲でも傑作と言われる様に起承転結が丁寧で完成度が...続きを読む
  • 検察側の証人
    姉に結末が大どんでん返しで本当に面白かったと言われて読んだので、最後覆されるのはわかってても、最後に驚きの展開でええ?!と声が出てしまった。とても面白かった。アガサクリスティのミステリーは数年前に読んで理解できずにいたので、読むのを迷ったが、読んでよかった!他の本も挑戦したいと思う。
  • 検察側の証人

    検察側の証人

    最後まで読めない展開で凄く面白かった。
  • 検察側の証人
    初めて戯曲を読み、普通の小説とは少し違った感覚を覚え、とても楽しむ事ができた。ページ数が少ないので、あっという間に読破してしまうかと思っていたが、セリフや動作を一つ一つ思い描きながら読んでいると、ゆっくり楽しめた上に、ストーリー展開が絶妙な速さで、存分に堪能出来たと思う。
  • 検察側の証人
    ゾッとして微笑ましくなる、恋愛ミステリ

    【読みやすさ】10
    【衝撃】9
    【推し度】8
    【引き込まれ度】10
    【イヤミス】10
  • 検察側の証人
    戯曲。
    一気読みできる短さなのにこんなに満足感があるとは。台詞も余計な事は書かれていなくて洗練されている。
    最後の最後まで気が抜けない。衝撃のドンデン返し。
  • 検察側の証人
    素晴らしい。
    クリスティーの戯曲は初めて読んだけれどこれをマレーネ・ディートリッヒで観たい!

    ローマイン、ドイツ人の設定でイギリス人とこちらから見たら欧米人で変わりは無いのだけれど、コレをこうこだわりを見せた法廷モノはその結末をも予測させずに読者は放り投げられてそれでも感嘆の声をあげてしまう。
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  • 検察側の証人
    このトリックは絶対忘れないだろう、というミステリは今まで読んできた中で何冊かあるけど、これはその一冊。とにかく驚いた。初読の驚きをもう味わえないのが本当に残念…。何十年かしたら忘れてくれているかも?
  • 検察側の証人
    フレンチ夫人を殺害した容疑で逮捕されたレナード・ボウル。フレンチ夫人に遺産を残されていたレナード。レナードを嫌い証言をする家政婦のジャネット・マッケンジー。アリバイを証言していた妻ローマインの証言の撤回。有罪が濃厚になり始めた時に弁護士であるウィルフリッド卿の元を訪れた謎の女。ローマインの書いた手紙...続きを読む
  • 蜘蛛の巣
    戯曲は、自分で演じるか、演劇の裏方として関与しているときでないと、ピンと来ないことが多い。

    アガサクリスティの作品も、映画などで見た作品は、戯曲を読んでも理解できるし、映像を思い浮かべることができる。
    でも、映画も舞台も見たことがない作品では、自分たちでやろうと思わない限り、つまらない。

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  • 検察側の証人
    裏とか、裏の裏までは、読み込むことができる場合がある。
    しかし、検察側の証人は、「裏の裏の裏」まで読めないと、うまくいかないことがある。

    登場人物一覧の女性の数を数え、どのような関係があるかを想定してから読むと、
    推測がどれだけ外れたかが分かるかもしれない。

    グリータ
    ローマイン
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  • 検察側の証人
    森絵都さんの短編「ラストシーン」で登場する作品。本作品へのオマージュと思われるタイトルの話はいくつか読んだことがある筈だが、本家本元の本作品は文句無しに面白い。
    話が3回反転するうち二回転目が一番鮮やかで、そこで終わっても良いところ、もう一回ひっくり返してみせる、というのがさすが女王クリスティ。
  • 検察側の証人
    まず一言。めちゃくちゃ読みやすい。それでいてストーリーが秀逸。どんでん返しあり。短い文量でかなりの満足感が得られた。
  • 検察側の証人
    うまいどんでん返しって途中までがあんまりでも読み終えた時の物語全体に対しての満足度を変える力があるからなかなか凄い。二転三転するラストの展開は面白いが、戯曲形式もあって人物に同一化して感情移入する楽しみはやや少ないように感じた。ゆえに、被告人の終盤までの演技がかった善人さから変貌する恐ろしさなどを感...続きを読む
  • 検察側の証人
    驚愕の結末…という事で、犯人を想像しながら読んだら「なるほど」と。さすがミステリーの女王と唸りました。惜しむらくは、本を読む前に舞台が見たかった!
  • 検察側の証人
    ラストにひっくり返りまくるミステリ。
    傑作です。
    戯曲テイスト、はじめて読んだけど、すっと読めたよかったです。
  • 蜘蛛の巣
    殺人事件は、基本的にコメディ。

    クラリサは、死体を見つけた。どうやら夫の前妻の子が手を下した可能性がある。もう少しで夫が外交上の要人を連れてくる。隠すしかない! 叔父や友人に協力を頼んで死体を隠したものの、謎の人物の通報により警察がやってくる。死体を隠した扉を開けられてもう終わりかと思ったら、そこ...続きを読む
  • 検察側の証人
    大金持ちの老婦人が殺された。状況証拠はレナード青年に不利なものばかり。無実を訴える彼に対して、アリバイを証明できるはずの妻ローマインが、それを覆す証言をした。弁護をするメイヒューは困り果て——。

    小説版より、もう一捻りしたのが効いている。これは劇で見たい。裏切りの裏切りに次ぐドラマティックな展開。...続きを読む