松浦寿輝のレビュー一覧

  • 掌篇歳時記 秋冬
    ショートパンツを穿いてサンダル履き、シャーツの前をはだけて、腹を丸出しにして、裾を風にはためかせている奴の姿を見ると、破滅の予感が沸いてくる。Tシャーツに印刷された絵や文字は、どうにも珍妙で道理に反している。自分の内在している思想や感情を表現しているように見えてしまうことが卑怯すぎる。見えてしまうこ...続きを読む
  • 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙
    今回は俳句。
    松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶
    芭蕉の奥の細道の句を初めて全部読みました。
    小林一茶の句がわかりやすく面白い
    露の世は露の世ながらさりながら
  • BB/PP
    途中まで。
    なんというか、難しいというか理屈ぽいというか……。
    「手摺りを伝って」が何気におもしろかった。過去の出来事の想起を夢の中で行うっていうのは、SFちっくだけど、脳科学の視点からすれば割とよくある話で。ただ、作中にもあったけど、都合のいいように出来事が曲げられてることもあるんだよね。
  • あやめ 鰈 ひかがみ
    暗くて抜け出せなくてどこかへ行きたいのに堂々巡り。
    でもそれが生きるってこと?
    妙にリアルでした。