松浦寿輝の作品一覧

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作品一覧

2024/03/06更新

ユーザーレビュー

  • 人外
    「人外(にんがい)」(松浦寿輝)を読んだ。
    
面白い!
    
アラカシの枝の股から滲みだした(神ともけだものともつかない)「それ」が、(何故か過去の記憶に囚われ)探し求める「かれ」とはたして出会えるのかどうか。
    
そして「世界」は滅びようとしている。
    
少し難解なところもあるけれどしだいに物語に惹きつけ...続きを読む
  • 半島
    中年期の寓話。15年ぶり再読。主人公と同じく中年になったからこそわかる部分あり。様々なからくりのある島の描写が魅力的。仮初か現実か、桃源郷か現実世界か、どちらか一方を選んで終わらないのがもどかしくもあり、可笑しくもあり。
  • わたしが行ったさびしい町
    村上春樹ライブラリー階段の本棚にあったのをパラパラめくり、ぜひ読もうと思った一冊。
    名著『名誉と恍惚』の作者による、紀行文…なのかな。

    旅の本が好きなのだが、この本は単なる町の風景や出来事の描写だけでなく、様々な思索やよしなしごと(と本人は仰るだろう)が織り交ぜられた文章が魅力である。

    一番行っ...続きを読む
  • わたしが行ったさびしい町
    おそらく、旅に関するエッセイとしては極上の部類に入るのではないか。その旅の細部はほとんど忘れてしまっても、その中でくっきりと記憶に留まっている事柄の記述は、読者があたかも追体験するような錯覚を起こさせる。
  • 月岡草飛の謎
    『鴉はその恐ろしい国から俳人のところへやって来た、お迎えの使者、死出の旅路の先導役、まあそういった見立てになろうか。しかしそんなふうに話の筋を通してしまうと、たちまち理に落ちた凡句になってしまうなと月岡は苦笑した』―『人類存続研究所の謎 あるいは動物への生成変化によってホモ・サピエンスははたして幸福...続きを読む

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