黄昏客思

黄昏客思

1,527円 (税込)

7pt

5.0

己を人生の客となし、背後に時間はたゆたう。
怜悧な思索と生の官能とが反響しあう二十篇の随想。

人生の黄昏、わたしはこれから何をするのか、と自問する瞬間が訪れる。答えのない問いを「正しく問う」道標を探す香気高い随想集。

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    Posted by ブクログ 2016年10月04日

    『皆がその死を悼んで集まってきているその家のあるじは、いま無責任な客のような顔をして無聊を託(かこ)っている、この俺自身なのではないか』―『主客消失』

    定義付けのされた言葉が多く並ぶ。それ故に文章の意味するところは、多少意図的な飛躍はあるものの、論理的である。著者の小説にはない角張った音がする。と...続きを読む

    0

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