紫式部のレビュー一覧

  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    THE 漢の生き様。
    大学受験で平家物語を読んで号泣してからいつか平家物語をしっかり読みたいと思っておりました。

    安徳天皇の最期と敦盛の最期が好きです。悲しすぎます。
    これが戦争なのかと。
  • おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    正直、私の中の松尾芭蕉のイメージは『ギャグマンガ日和』の芭蕉でしかなかった。

    改めてこの『おくのほそ道』を読むと、松尾芭蕉というひとの人間性の一端が垣間見える。
    ’俳聖’と呼ばれるような人物でも愚痴も溢すし疲れもするし気の合う人と会えばちょっとだらけもする
    し師匠リスペクトが過ぎる面もあるし…なん...続きを読む
  • 平家物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    平家物語は鎌倉時代、日本を代表する最高に面白い古典物語だと思う。鎌倉歴史ヲタクには必見で涙無しでは読み終えることが出来ない。最高の傑作
  • 土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    何となく読みたくなって気まぐれで購入。
    面白い。

    1話ずつ現代語訳→原文→解説・註釈の順に並んでおりとにかく読みやすかった。
    多分最初に原文だと嫌になってたかも。好みの問題かもしれないが。

    この作品は平安貴族・紀貫之による’女性になりすましたおじさんの旅行日記ブログ’。
    高知から京都までの55日...続きを読む
  • 源氏物語 夢の浮橋

    まさかのラスト

    え、ここで終わるの? という終わり方でした。でも、源氏物語をまとめて読むことができて良かったです。
  • 源氏物語 浮舟

    薫の過失

    薫は浮舟をいつ邸に迎えるか迷っており、警備も少なかったゆえ、匂宮と浮舟が関係を持ってしまった。追い詰められる、浮舟。薫がすぐに邸に迎えるか決めていればこうならなかったのに。残念。
  • 源氏物語 蜻蛉

    薫の後悔

    薫は、早く浮舟を呼び寄せていればと後悔する。そんな中、妻の女二宮の姉に心惹かれて苦悩する。同じ桐壺帝の子孫なのに、運命が別れてしまった女たちの対比が鮮やか。
  • 源氏物語 手習

    浮舟の第二の人生

    浮舟は出家した。その顛末と、真実を知った薫の苦悩。僧侶の一行が良い人で良かったよ。
  • 源氏物語 宿り木

    匂宮、父になる

    中君が匂宮の子を産んだ。薫は今上帝女二宮を妻に迎えることになるが、宇治八の宮の遺児・浮舟の話を聞いて心惹かれる。またしても悲劇の予感がしますね。
  • 源氏物語 東屋

    悲劇の浮舟

    浮舟は宇治八の宮に認知されていれば皇女だった身。しかし、実際には私生児として苦労していた。現代にも通じる格差の世界。そして悲劇が始まります。
  • 源氏物語 早蕨

    残された中君

    父と姉に先立たれた中君は、匂宮のもとに行くことになった。中君は先立った家族を恨みながら宇治を離れる。切ない。
  • 源氏物語 橋姫

    宇治十帖の始まり

    桐壺帝の八の宮と薫が出会う話。八の宮は冷泉院と政権争いに利用され負けて、仏門に入ろうとしていたが、娘二人を見捨てられずに宇治にいた。薫は優越感から匂宮に宇治の姫君を話してしまうんだけど、話しちゃダメだよと思います。
  • 源氏物語 椎が本

    弁の存在

    柏木の乳母の子・弁から、己の出自を知る薫。一方で宇治の姫君たちをどう扱うか、男たちは揉めている。相関図が欲しいですね。
  • 源氏物語 総角

    姉妹の悲劇

    片時も離れなかった姉妹が、結婚話を機に引き離されて、姉が衰弱死してしまう。可哀想。
  • 源氏物語 匂宮

    源氏の子孫の物語

    源氏の亡き後の六条院と遺児・薫や夕霧のこと、また明石の姫君の子供たちの話。薫は、なんで生まれてきたんだろなんて、苦悩している。顛末が語られているだけに可哀想。
  • 源氏物語 竹河

    娘たちを思う母たちの戦い

    玉鬘と雲居の雁が、それぞれ娘を有力者の元に嫁がせようと戦う話。皮肉にも娘たちは嫉妬の感情渦巻く宮中に行ってしまうんだなと思いました。
  • 源氏物語 紅梅

    柏木の弟の話

    頭中将の子孫の話。特に柏木の弟・紅梅の話です。相変わらずの一家ですね。
  • 源氏物語 まぼろし

    まさしく「まぼろし」

    源氏は六条院の中を彷徨うも、紫の上が故人であることを突きつけられて出家を決意した。紫の上の痕跡を見ては悲しみに暮れる源氏。なぜ、もっと早くに気付かなかったのか。
  • 源氏物語 夕霧二

    夕霧の「不倫」

    夕霧はなんとしてでも女二宮を手に入れたいと奔走する中、雲居の雁は実家に帰る。そして明らかになる側室の存在。夕霧の本気の不倫が怖いです。
  • 源氏物語 御法

    お疲れ様でした

    紫の上が他界する。最高の女性が理不尽にも耐え抜いた様は、本当にお疲れ様でした。