藤澤房俊のレビュー一覧
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イタリア近代史の大家、藤澤房俊先生の一般読者向けの概説書。
リソルジメントの流れが綺麗に整理されてるが、相変わらず「」ばかりで読みにくい(^^;;笑
西ローマ帝国が滅びてたから、中央権力が不在になったのが日本と一番違うところかなあ。
特に南にナポリ王国や両シチリア王国ができたことが南北問題の端緒の...続きを読むPosted by ブクログ -
米国の代表的な冤罪事件であるサッコ・ヴァンゼッティ事件を取り上げる。酷い冤罪事件であるが、問題を直視する点では袴田事件の日本よりも米国は進んでいる。Posted by ブクログ
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古代ギリシア人の植民から現代までの期間を通覧する内容。シチリアの晩祷以降、特に近現代についてはほぼ知識ゼロで読んだので非常に勉強になった。一般的なイメージを幾分改められたと思う。Posted by ブクログ
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シチリアと言えばマフィアだろうと思っていたので、歴史が深く面白かったです。 ヨーロッパ的には、シチリアといえば晩涛 でしょう。イルデイポルコ 豚の鼻がムッソリーニのあだ名なら ”紅の豚”は、どうなるのか・・まだ古い建物が残っていて観光するには良さそうです。 やはり飛行機のガソリン代は割高なんでしょう...続きを読むPosted by ブクログ
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何度挫折しても、再び立ち上がり、不屈の闘志で、イタリア統一の立役者の評伝。
実際は自己演出もあったのだろうが、これほど国民に愛された革命家は、いないだろう。一言で言うならイタリアの西郷隆盛。
強国に陸続きで囲まれ、植民地となっていたイタリアが統一し、独立を果たす流れがわかりやすく著述されている。Posted by ブクログ -
いま目の前にないものから、国という一つの虚構を創り出すストーリー。
理想とするローマ帝国という求心力はある半面、イタリアという地域は領邦国家の歴史が長く一筋縄ではいかない。
人間の営みはかくも複雑で、かくも美しい。日ごろのビジネスにも応用できそうな印象を受けました。Posted by ブクログ -
紀元前から第二次世界大戦まで翻弄され続けたシチリアに関して
ギリシャ、ローマ、イスラム、ノルマン、ドイツ、フランス、アラゴン、、、
東西南北至る所から強制的な文化融合された土地であり、地中海中心の世界における地政学的な重要地点でもある。
2,000年以上を駆け足で説明頂くので、詳しくは拙著の他...続きを読むPosted by ブクログ -
ガリバルディの名はクオレの中で知った。イタリア史など知らなかったが、祖国の為に外国と戦った英雄として民衆に愛されていたのは理解できた。今回当書籍を経て、イタリア史の一端が垣間見れた事、ガリバルディというキャラクタの存在感が理解できた。同時にクオレのある種政治的側面も。Posted by ブクログ