未須本有生のレビュー一覧
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本に書かれている粗筋と内容がだいぶ違う印象なのだけど、自衛隊機開発と、民間小型旅客機の開発を手がける企業内の争いと罠とかの話。でも、それはどうでもいい感じ。
むしろ、周辺の最新航空技術の話が面白くて読み入ってしまう。Posted by ブクログ -
未須本さんの単行本は今のところ全部読んでいるけれど、技術者の立場から書かれていて、飛行機が好きな人、ものづくりが好きな人には特におすすめ。
ワクワクする。
会社組織の話でもあるのでこういう上司いるなぁ、とか、こういう細かい手順面倒くさいよね、みたいな部分がリアルでおかしくなってしまう。同時に、こうい...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!
技術者視点のお仕事小説…って言うと簡単にまとめすぎになっちゃうけど。自衛隊の戦闘機開発に携わる、航空機メーカーの技術者達のシリーズ3作目。
私自身は、「あるものでなんとかすればいいんじゃない?なんとかならなかったら諦めればいいんじゃない?」って考えちゃう、ものづくり気質から程遠い人間な...続きを読むPosted by ブクログ -
作者の4作目。
今回は飛行機ではなく飛行機のエンジンに描写を当てた作品。
国産初のアフターバーナーエンジンを開発。最終の燃焼試験中に大爆発を起こし若手技術者が死亡してしまいプロジェクトは中止。エンジニア達の熱き想いの物語。Posted by ブクログ -
作者の初めての飛行機などが絡まない作品の短編集。
ライトな感じの謎でスラスラと読めてしまう。ワインセラーの暗唱番号を探す話などとても面白かった。Posted by ブクログ -
航空事故には必ず裏がある!官は不都合な事は発表しない。四星工業が官だけに頼らず、民間向けのリージョナルジェット開発に着手。開発に若手が抜擢。しかし、社内で行手を阻む様々な事を、このようなやり方で排除するというのは、普通あり得ない。最後の幕引きもどうかと思うが…Posted by ブクログ
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ドローン、オスプレイに代表されるティルト機構という最先端の飛行機構を題材に官民の思惑も入り乱れる内容で面白い。技術者と事務方の考え方ってやはり違うんだろうな。Posted by ブクログ
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航空機の設計者だった経験が実に生かされている。
ドローンが、実際の偵察につかわれる。
四つのプロペラで ティルトローターにする。
偵察用の基準として、
巡航速度100キロ、滞空時間1時間、
ペイロード10km,上昇限度1万フィート。
本体の全長全幅が、1m以内。
電動モーター、リチウムポリマーバッ...続きを読むPosted by ブクログ -
【ネタバレ】シリーズ第3弾ではドローンが取り上げられます。「下町ロケット」的な物づくりの面白さはじゅうぶん楽しめたのですが、ミステリとしてはいささか底が浅かったのは残念。Posted by ブクログ
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大手航空メーカーが手を組み航空自衛隊に売り込むところが面白い。
高性能ドローンを作製したベンチャー会社が犯罪を犯し、別の大手メーカーに吸収される。共同戦線を張りながらもライバルメーカーを出し抜く様はさすがである。Posted by ブクログ -
自衛隊機とそのメーカーが連携して、れんぞくして起きている事故を解明する。その中心となるのが、メーカーの女性技術者。過去に陥れられた者の復讐劇にしては、メチャクチャ手が混んでいて面白い。有川浩の作品にも似た所も見受けられるが、中々面白い作品に仕上がっている。次回の作品が楽しみである。Posted by ブクログ
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専門用語が多くて、難しそうだけど、ストーリーが、あるので、グイグイ読めた。途中で、なんとなく、犯人分かって来ちゃったけど。
スピード感があって、おもしろかった。Posted by ブクログ -
夏見正隆のスクランブルシリーズはパイロット目線で書かれているが、これはエンジニアの立場から。きちんと論理的な背景から書かれているのが良い。いや決してスクランブルシリーズがいい加減という意味ではないが。
スクランブルシリーズが好きな人は同じように好きになれると思う。舞台も小松だし。Posted by ブクログ