埴谷雄高のレビュー一覧
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私は埴谷雄高の小説が大好き。なのでこの死霊は外せないコレクション。何度も読み直している。読む度に解釈が変わったりもする。未完のいうのがまた何とも言えず私を魅了する。Posted by ブクログ
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序文から第3章まで。以前読んだのは学生時代だから、30数年ぶりか。今の方が読んでいて面白い。第3章、黒川建吉と屋根裏の蝙蝠とのエピソードが心に残る。狂言回しとしての首猛夫に対するかすかな苛立ちなど、昔読んだ時の感情が蘇って来る。 423頁Posted by ブクログ
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これをこの本棚に入れるか否か迷った。
というのも足掛け六年、未だに自分はこの本を「読めていない」気がするのだ。手探りで読もうとすれば、たちまち掴んでいたものが消えてしまう感覚。あと何年かかることやら。Posted by ブクログ -
学生時代にハードカバーで読みました。非常に哲学的な小説。それでいながら、推理小説のような雰囲気も持っている気がします。好き嫌いは、はっきり分かれると思います。未完であるのが残念で仕方がありません。Posted by ブクログ
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『ゲド戦記』とともに永遠のバイブル。
時空を超えて「存在」を問いかけてくる作者の手腕と想像力にあと何度読み返せば追いつけるのか。完成を目指して再筆した矢先に逝ってしまった作者がのりうつれる語り部は今この世にいるのだろうか。。。
文庫で再版されたので手に入りやすくなりました。Posted by ブクログ -
とりあえずⅡまでの感想
登場人物たちが語る思想の内容が抽象的で高度すぎて、ほとんど理解できなかった
これは評者が異端系の宗教思想に疎いからかも
「非在の王」とかいうフレーズがかっこいい(中二)
「よくわからないけどなんかすごい」というおもしろさはあった
Ⅲまで読むかは微妙Posted by ブクログ -
「黙狂」の矢場鉄吾が語りだす『決して言ってはならぬ最後の言葉』(これだけ見るとアイタタだな)。宇宙史=過誤史。
与志(と安寿子)の「宇宙に初めて創出された《虚体》」の問題が本題に入らずに終わってしまった(ように見える)のがな…Posted by ブクログ