2011夏の文庫フェア9冊目。
未来ある子供たちに、優しく語りかける口調で記された空気の物語です。
昔習った内容をほどよく忘れていたので、復習にもなり、新鮮な内容でもありました。
科学が「錬金術」だった時代を経て、空気に重さがあることを発見し、その組成を分析していった多くの科学者たち。
生きて
...続きを読むいる間は研究を認められず、不遇の一生を終えた科学者たちの想いの結晶が、今の科学技術の礎をつくっているのですね。
内容は本格的ですが、やさしい言葉で書かれているので、子供たちに読んでもらいたい本です。
「理科」からもう一度勉強したくなりました。
科学って面白い。