紗久楽さわのレビュー一覧
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今風の言葉で感想を述べるならば「エモい」の一言に尽きますが、とてもそんな言葉では語り切れないものがこの物語にはあります。
挿絵がまた大変に美しいのですが、それが更に物語の良さを引き立てています。
昔の文体で書かれているので、現代語訳をネットで調べながら読むのがおすすめ……。Posted by ブクログ -
文字が多くて読むのはかなり大変。
だけど、当時の人々の暮らしぶりとか、面白く描かれていて、bl作品としてだけじゃなくお話自体が面白いです。 -
黒色の景色がラストで一気に橙色に変わる、色の変化が美しい作品でした。読後感が心地よく、蜜柑のいい匂いまでしそうな気がした。
著者である、芥川龍之介さん曰く「文章の中にある言葉は、辞書の中にある時よりも美しくなければならない」
文章の中に、その人がいる。Posted by ブクログ -
美しい絵を添えて描かれる悲劇の一端。
純粋に敬虔であったからこそ罪の大きさをより一層、彼は感じたに違いない。
手紙形式で展開される物語のため、その手紙を書く間にどんな葛藤があったのか、想像力が掻き立てられる作品だった。
全て密閉された状態で海洋研究所に送られたのに気づいて、関係者には読まれなかった...続きを読むPosted by ブクログ -
元陰間の百と火消しの万次。
この二人をメインにしたあでやかなお江戸BL。
とにかく絵のタッチがとてもきれいでまるで浮世絵を見ているみたいである。
この二人の関係もご近所さんにおおむね受け入れられてるみたいなのもとても良い。
出会いが雨のときなんてとてもロマンティック。
陰間が出てくる話だと...続きを読む -
夕陽と蜜柑の色が鮮やかで、深く心に残る話。
芥川龍之介はほぼ全作品読んでいて、
「蜜柑」は好きな作品。
こんなに素敵なイラストをつけてくれて、げみさんありがとう。
Posted by ブクログ -
心が暖かくなるお話でした(^-^)
げみさんのイラストがいい感じにお話とマッチしててとても読みやすかったです♪
このシリーズ読みやすくて本当におすすめです♪Posted by ブクログ -
ずっと気になっていて今回1巻から一気読みしました。結果大正解、もっと読みたいです!!ついに昔の仲間との再会で卍はどうするんでしょうか。だれも傷つかないといいのですが。故人的には兆さんが好み。最後の醒兄さんと百のお話がせつねえ、、涙しました。