奥田亜希子のレビュー一覧

  • ほろよい読書 おかわり
    300ページ
    690円
    5月15日〜5月16日

    人気作家たちの短編集だけあって、おもしろかった。読み終わえた後、スッキリとした気持ちになっており、お酒が飲めない私でも、お酒を飲んでみたくなる話ばかりだった。
  • ほろよい読書 おかわり
    前作の「ほろよい読書」よりもこちらの方が私好みの話が多かった
    どのストーリーも主人公の心情に私の心情が乗っかる感じで共感できるところが多かったからかもしれない
    5作目のストーリーに出てくるお店があったら私も常連になりたいなーと思う
    美味しいご飯とお酒 居心地のいいお店
    私にとってのそんなお店を見つけ...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    美味しいお酒をゆっくり飲みたくなる。
    オイスターバーにも行きたいし、荒川線沿いの料亭のような提灯居酒屋にも行きたいな〜
    オイスター•ウォーズに描かれていた社会はリアルに近いのかな。20代の若者たちは、気づかないうちに、仕事への向き合い方とか、会社に対する考え方とか、自分のあり方とか、理想像やら、
    ...続きを読む
  • 左目に映る星
    「身体の中で、人はみんな1人なんだよ。自分以外の人間が何をどう見ているかなんて、絶対に分からないし、寝返りをうちたくなったら、大事な人の手だって離してしまう。身体があるかぎり、人は一人ぼっちで、つまり、寂しいのは当たり前のことなんじゃないかって、最近僕は思う。」

    こんなこじらせ哲学を語る吉住くんは...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    シリーズ第2弾。

    外国の香りがする物語だったり、日本酒と麹だったり。
    それぞれの作家さんが醸し出す素敵な物語の短編集で、とても楽しい読書タイムとなりました!!
  • ほろよい読書 おかわり
    青山美智子さんの「きのこルクテル」を読みました。
    青山さんの作品はいつも読み終えると心が軽くなります。「あ、そのままの自分でいいんだな」と思えるのです。真面目で自信のない人ほど他人の言葉に振り回され、優しい人ほど大切な人の言動に敏感に反応しすぎてしまいます。そんな主人公のぎこちないけれど、優しく人の...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり

    好きすぎる

    んもうだいすきです!!!!
    大好きな青山さんの作品もあって、1巻目の「ほろよい読書」も読んでいたので迷わず購入。
    登場してくる美味しそうな食べ物やお酒を見て自分も飲みたくなるのはもちろんのこと、
    それぞれの作者さんの個性というか、味というか、そういうのを目いっぱい感じることができました。
    ほっこりし...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    「ほろよい読書」おかわりしてしまいました。
    温かかったり、ちょっと不思議だったり、ほろよい気分でゆったり読むのにちょうどいい、5作のアンソロジーです。
    青山美智子さんのお話を読んで、きのこ栽培キットやってみたくなりましたし、ノンアルコールカクテル:モクテルのことを、ルクテルと呼ぶのも素敵だなと思いま...続きを読む
  • 夏鳥たちのとまり木
    中学教師の葉奈子は中二の夏、ネットの掲示板で声をかけてきた男のもとに身を寄せた。
    そこは、母親から放置されていた葉奈子が逃げ込んだ場所だった。
    だが、教え子の女子生徒が抱える秘密と、15年前の夏の記憶が重なったとき、ひとつの真実が立ち上がる――。
    心に傷を負ったまま生きる中年男性教師の再起を絡めて描...続きを読む
  • 求めよ、さらば
    読んでみて思ったのは「なんてありがちな話」(笑)悪い意味では無くて。
    少しの思い違い、すれ違いが、痴話喧嘩が発展して、離婚沙汰になる。
    どこにでもありそう。
    でも本人たちにとっては、人生見直すきっかけになる大きな出来事。
    昔あんなことあったよねーって笑いながら話せたら、それでいい。
  • クレイジー・フォー・ラビット
    クレイジー・フォー・ラビット。奥田 亜希子先生の著書。嘘や秘密の匂いがわかる主人公。嘘や秘密の匂いがわかることは便利なところもあるけれどつらいところもあるのかも。自分が信頼している人が嘘まみれ秘密まみれだったらつらいだろうし。嘘まみれ秘密まみれであることを知らないほうが幸せなこともあるし。不思議な展...続きを読む
  • 夏鳥たちのとまり木
    読み始めの印象より読後の方がずっと良かった。最初は『流浪の月』っぽいのかなぁと思ったが(未読だけど)着地点は全然違った。中学校教師の葉奈子は、教え子が家出したことをきっかけに自身の体験を思い出す。葉奈子は中学時代、家庭環境があまり良くなくネットで知り合った男性の家に2週間泊まっていたのだ。「世間から...続きを読む
  • 求めよ、さらば
    子供ができなくて、どうにもできない気持ちを抱える夫婦。
    子供を授かる以外の方法では絶対に解消できないから、本当につらいと思う。。
    壮大なラブストーリーですごくよかったのに、ドロドロ不倫劇みたいなあおりのあらすじ紹介なのがよくない…
  • 求めよ、さらば
    求めよ、さらば

    仕事の休憩時間にみんながいるところで読みはじめて後悔した。
    いつもどおり、ひとりになれるところで、読めば良かったと。
    わりとズバッと妊娠に関する単語が並んでいるから。

    作者と年齢が近いからなのもあるのか、共感できる部分が多かった。
    ネットストーカーなりがちなところや、多数側にいた...続きを読む
  • 求めよ、さらば
    胸をえぐられるような、作品だった。
    あれ、この感覚知ってる、って思うことが多すぎて、わたしの回顧録なんじゃないかと錯覚したり。。世代が一緒だからなんだろうな、好きな人とマイミクになりたい、マイミクになったらなったで足跡つけるの怖い、どんな日記書くんだろうと気になって仕方ないこと、好きになってほしいっ...続きを読む
  • ファミリー・レス


    「家族」という言葉は、いつも重荷を感じる。

    私は実母と折り合いが悪く、「母みたいなお母さんには絶対なりたくない」と言えるほど、母の存在はもはや立派な反面教師だ。

    とはいえ肉親である限り、親子関係を切り捨てることはできない。そのせいで母が毎度電話をくれる度は応戦するが、終話後の疲労感はマラソン...続きを読む
  • クレイジー・フォー・ラビット
    友達になる相手は案外自分では選べない

    今は友達ではないかもしれないけれど
    いつか友達になるかもしれない誰か

    誰とだっていつかは友達になるかもしれない

    学生時代の友人関係でのモヤモヤ
    大きないじめとかではなくても
    沢山の悩みや悲しみ、不安があったなぁ
    と読みながら思った

    この連作短編集
    小学生...続きを読む
  • クレイジー・フォー・ラビット
    人が嘘をつくと、匂いで敏感に察知してしまい、距離を置いてしまう。
    そんな特質をもつ愛衣の、小学生時代から大人、そして母親になるまでの物語。

    仲良くなりたくて嘘をついたこと。
    デザインじゃなくてブランドを重視するようになること。
    独りが嫌で”友人ごっこ”をすること。
    友達になりたいけどなれない、遠い...続きを読む
  • クレイジー・フォー・ラビット
    タイトルと表紙に惹かれて手に取りました。

    細かい描写が丁寧に書かれていて、その時の心情、情景がとても伝わってきました

    読み終わったあと、何か懐かしい気持ちになりました
  • 五つ星をつけてよ(新潮文庫)
    ここで日々星をつけている者にとっては、なんとも言えない気持ちになるタイトル。それだけに、刺さる部分の多い一冊でした。

    なんといっても設定といい心理描写といい、絶妙かつそして鋭い。奥田亜希子さんの作品は初読でしたが、絶妙かつ鋭い今を切り取る感性と、それを生かした心理描写に感嘆した短編集です。

    収録...続きを読む