奥田亜希子のレビュー一覧
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クレイジー・フォー・ラビット。奥田 亜希子先生の著書。嘘や秘密の匂いがわかる主人公。嘘や秘密の匂いがわかることは便利なところもあるけれどつらいところもあるのかも。自分が信頼している人が嘘まみれ秘密まみれだったらつらいだろうし。嘘まみれ秘密まみれであることを知らないほうが幸せなこともあるし。不思議な展...続きを読むPosted by ブクログ
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友達になる相手は案外自分では選べない
今は友達ではないかもしれないけれど
いつか友達になるかもしれない誰か
誰とだっていつかは友達になるかもしれない
学生時代の友人関係でのモヤモヤ
大きないじめとかではなくても
沢山の悩みや悲しみ、不安があったなぁ
と読みながら思った
この連作短編集
小学生...続きを読むPosted by ブクログ -
人が嘘をつくと、匂いで敏感に察知してしまい、距離を置いてしまう。
そんな特質をもつ愛衣の、小学生時代から大人、そして母親になるまでの物語。
仲良くなりたくて嘘をついたこと。
デザインじゃなくてブランドを重視するようになること。
独りが嫌で”友人ごっこ”をすること。
友達になりたいけどなれない、遠い...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルと表紙に惹かれて手に取りました。
細かい描写が丁寧に書かれていて、その時の心情、情景がとても伝わってきました
読み終わったあと、何か懐かしい気持ちになりましたPosted by ブクログ -
ここで日々星をつけている者にとっては、なんとも言えない気持ちになるタイトル。それだけに、刺さる部分の多い一冊でした。
なんといっても設定といい心理描写といい、絶妙かつそして鋭い。奥田亜希子さんの作品は初読でしたが、絶妙かつ鋭い今を切り取る感性と、それを生かした心理描写に感嘆した短編集です。
収録...続きを読むPosted by ブクログ