夜の側に立つ(新潮文庫)

夜の側に立つ(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

その夜、親友が湖で命を落とした。二十二年前に高校で組んだバンドのメンバーが集まった宴での出来事だった。生徒会長の信明、副会長だった昌子、元バスケ部の壮介、吹奏楽部の君香。彼らは当時、スターのように輝いて見えた。歳月を行き来しつつ語られる、恋、別れ、喪失。そして秘密。人生を歩む道程であなたが味わう喜怒哀楽、そのすべてがここにある。作家としての成熟を表す、記念碑的長篇小説。(解説・澤田康彦)

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夜の側に立つ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    たくさんの後悔を抱えた主人公が現在に至るまでの半生を描いた話。誰もがこの主人公みたいに後悔の積み重ねで作られてるんじゃないかな、と思う。

    0
    2022年05月13日

    Posted by ブクログ

    「人」、「ライフ」、「ナオタの星」のような安心・安全小説とはちょっと違って、何度かアクシデントがあるお話。そのアクシデントが了治の人生のターニングポイントだ。人にはそれぞれいくつかターニングポイントがあって、後悔しながら生きていく。君香にとっては、ボートの事故が人生最大のターニングポイントで、最良の

    0
    2021年09月05日

    Posted by ブクログ

    18才(高3)、20代、30代、40才(現在)の視点を終始行き来する。
    が、全く読みづらさなし。
    むしろすごく効果的。
    小説の技法って無限大なのだな、と今さらながら気づく。

    0
    2021年06月06日

    Posted by ブクログ

    時間軸が行ったり来たりするけれど、そこがすごくよい。
    今を生きてても、何十年前のことを昨日のことのようにうじうじモヤモヤすることあるもの。
    救いとか、ほつこり、はないけど、もういっちょ頑張ってみますかなって思ったり。

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    タイトルで選んだ感じやったけど、夜というのは、もうちょっとダークな感じを想像してた。(血ドバドバではなく!)

    ミステリー要素もあるんかな?最後に分かるけど。
    高校時代から、22年のエピソードをシャッフルさせて展開していく流れは、結構面白い。

    でも、主人公が高校時代に引き摺り過ぎな気もする…
    確か

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    2022年12月17日

    Posted by ブクログ

    高校生四人の物語 
    楽しいこと悲しいなこと モヤモヤすること嫌なこといろいろあっての四十代
    なんとか正しく生きて行こう!という感じがよかった 優等生キャラじゃないところがよかった。

    0
    2022年10月20日

    Posted by ブクログ

    夜の側に立つ。はじめはどういうこと?と思ったけど、最後になるほどー、と。高校時代の友達っていいですね。

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    小野寺史宜って誰?面白くって一気に読んだ、高校3年の同級生5人が40歳になるまでの話が時系列シャッフルして進む物語。青春とその思い出が入り混じっていて主人公と一緒に懐かしんでしまったり何だかごまかされているような?ちょっとあり得ない不自然な展開も許せるほど引き込まれた。

    0
    2022年04月08日

    Posted by ブクログ

    野本了治を中心に高校時代からの仲間、榊信明、辰巳壮介、小出君香、萩原昌子らが繰り広げる壮大な物語だが、大きな事件が話をやや複雑にしている.成瀬夫人事件、地下鉄事件、水難事件だ.了治の兄夫妻も面白い役割を果たしている.バンドの結成が彼らを強く結びつけたのだろう.エピソードを小分けにして語っていく構成も

    0
    2022年03月17日

    Posted by ブクログ

    主人公は高校生の頃から、いわゆる「普通の人」なのだが、高校時代のバンド仲間は、主人公以外は皆、キラキラしたスター的な存在。時の流れの中で、高校時代のスター達も「普通の人」になって社会に溶け込んでゆく…。
    時の移り変わりと共に、表面的なことで言えば、それぞれの生活や関係性も変化してゆくのだが、内面的な

    0
    2023年06月02日

夜の側に立つ(新潮文庫) の詳細情報

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