新装版 お腹召しませ

新装版 お腹召しませ

704円 (税込)

3pt

えっ、その責任おれがとるの!?
仕事と、家庭と、世の中と――戦う男の本分とは。
司馬遼太郎賞・中央公論文芸賞受賞。
『一路』『流人道中記』の浅田次郎が贈る、笑って泣ける傑作時代小説。

婿養子が公金を持ち出し失踪。不祥事の責任を取りお家を守るため、妻子や部下に「お腹召しませ」とせっつかれる高津又兵衛が、最後に下した決断とは……。武士の本義が薄れた幕末期。あふれ出す男の悩みを、侍たちはどう乗り越えたのか。表題作ほか全六篇に書き下ろしエッセイを特別収録。

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新装版 お腹召しませ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    やっぱり浅田次郎さん、いい。

    封建なのか、能力主義なのか。
    いずれ、遺伝と環境が人を規定するのだから、ちょっとした細目は違えど、個人の運命なんてものは、どちらの状況であろうとも、理不尽は変わらぬ。

    江戸時代の話として、書いているので、なんだかさらっと読めるが、現代でも起こっていることに、そう差は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月11日

    刻々と変容する社会のなかで、楔を打たれたかのように建前が服を着て歩くような様の武士が抱える本懐という風呂敷に包まれた本音の妙

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    Posted by ブクログ 2023年08月29日

    肩の力を抜いて読める時代小説
    好みはあるかと思うけど
    その時代に生きた人間がリアルに描かれてたと思う
    私は面白く読めました

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    Posted by ブクログ 2022年05月11日

    浅田次郎と祖父の思い出と、江戸時代から大政奉還後の明治初期まで
    交互に描かれている短編時代小説。
    浅田次郎ワールド全開。
    どれも読み応え充分だし、そんなまさかな話まで激動の時代だからこそな話が多かった
    随所に出てくる浅田次郎祖父の「御一新の折には大変な目に遭った」の一言。
    きっとそうであったのだろう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月06日

    新しい浅田ワールドを堪能した。
    短編、祖父の語りから江戸時代後半に飛ぶ
    流人道中記にも繋がる部分があった。

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    Posted by ブクログ 2020年10月28日

    幕末期、幕府がなくなり、世の中の侍が大きな変革の岐路に立たされた時代の中・下級武士に起こる笑ってしまうような重大な出来事を皮肉たっぷりに描いている。短編集だが、一作一作中長編にしてもいいような面白さに満ちている。

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    Posted by ブクログ 2020年09月11日

    浅田次郎が贈る傑作時代小説集。司馬遼太郎賞・中央公論文芸賞受賞作。仕事と家庭と世の中と、、、戦う男の本文とは?全6編の書下ろし・新装版。

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    Posted by ブクログ 2022年10月14日

    幕末志士達の短編集です。お家騒動・人情噺等々、浅田次郎お得意のストーリー展開で楽しめました。
    章毎に作者のエピソードが入り、これが意外と面白い。どういう経緯で描いたのか、ある言葉から小説仕立てにする流れ等の浅田次郎の考え方が少しわかります。
    浅田次郎は、昔は相当なワルだったんですね。これは知りません...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月19日

    製作裏話?も含めた短編集になっているが、裏話は、面白いけれど、無い方が物語の世界に浸れたかな、という気もする。

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    エッセイ+時代小説といった形の短編集の6編
    司馬遼太郎賞、中央公論文芸賞受賞作品
    幕末の武士の悲哀が描かれています

    ■お腹召しませ
    婿養子が公金を持ち出して失踪。
    その責任を取って、妻子や周りから切腹を迫られる主人公。
    その結末は?

    ■大手三之御門御与力様失踪事件之顛末
    与力の一人が勤番中に姿を...続きを読む

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