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Posted by ブクログ 2017年02月16日
どこからが現実で、どこからが非現実なのか。
まるで境目のない終わりのないミステリーを目指したのかもしれないけれど、「首吊り島」が連続殺人事件を扱っている密室ミステリーだったのに対し、「監禁者」はまるで幻覚症状のある男の妄想のような物語になっている。
このアンバランスさが良いという人もいるだろうが・・...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月22日
折原一の代表作とも言える、倒錯三部作の三冊目であり、
表からも裏からも読めるという趣向を凝らした一冊。
初読ということで、作中の勧め通り「首吊り島」→「監禁者」と読んだ。
片側のストーリーではわからなかったことが、読み進めて行くうちにもう片方で起きたことと徐々にリンクしていく。
するとどうだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月29日
前からは『首吊り島』
後ろからは『監禁者』
真中から『袋とじ』
が始まる異色な本。
倒錯シリーズの最後なので
他二冊を読んでから読むのが面白いです。
内容的には『首吊り島』が結構面白かった。
全体的に見ると『え・・・』って感じで
尻すぼみな感じで終わった感が。
何だか最後がいまいちよく分からんか...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月01日
前から読んでも後ろから読んでもよいという
面白いつくりの本だが、前からよむ「首吊り島」だけで十分面白い。
逆に言えば「監禁者」や袋とじによってその価値を落としてしまったのではないかとも思える。
「監禁者」に関しては「倒錯の死角」を読んだ人にとっては
種のわかった手品を見ているようなもので
ややしら...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月10日
表と裏、どちらからも読んで良いという趣向の凝らした作品。
そして袋とじになってる最後の作品を読んでおしまい。氏、らしいなぁ。
普通に読むと表の「首つり島」、裏の「監禁者」となる。
どちらから読んでも良いけど、純に読んだ方がわかりやすいかも。
とにかく面白い。
ラストは、少し気が抜けた感じがするけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月14日
孤島で起こる連続密室殺人(首吊り島)と東京で起こる監禁事件(監禁者)。両事件に巻き込まれた男が辿り着いた結末とは?
前からでも後ろからでも読める、ミステリィでは珍しい袋とじ付き文庫。実験的かつ意欲的な作品です
首吊り島の設定は所謂横溝ワールド。探偵の推理はロジカルとは言い難く、ほとんど直感に支...続きを読む
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