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それなりの時間を過ごしてくると、人生には妙なことが起きるものだ――。昔なじみのミルク・コーヒー、江戸の宵闇でいただくきつねうどん、思い出のビフテキ、静かな夜のお茶漬け。いつの間にか消えてしまったものと、変わらずそこにあるものとをつなぐ、美味しい記憶。台所のラジオから聴こえてくる声に耳を傾ける。十二人の物語。滋味深くやさしい温もりを灯す短篇集。
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Posted by ブクログ
たまに読みたくなる吉田篤弘。 実は特別なんだよ。と伝えたくなる日常がきゅきゅっと。 紙カツ、よいっぱりべーかりー モノローグ病は最近のわたし。 みんな演じながら生きてるよ
吉田さんのつむぐ物語は、やはり好きだなぁと思う。 それぞれのおはなしに共通するあることに気づいて、あっとする。 あとがきを読んでまたあっと思う。 その、あっとするのは大きな衝撃ではなく、ささやかな、ほっとするような、あっ。
『油揚げと架空旅行』がとくに好きだった。とにかく出てくるもの全てが美味しそうでお腹が空く。静かで小さく温かい世界観。考えすぎて疲れてしまったときに読むと癒される。のんびり生きてていいんだよなあ、自分の気持ちを大事にしよう、と思える。
吉田篤弘さんの世界観が好き。 寓話みたいな物語たち。 なんでもない日常、普段気にもとめない片隅に置いてある物達が愛おしくなる。 もしわたしが物語を描くとしたら・・・ 物に語らせる。 台所のラジオ
面白かったです。 テレビを見るよりラジオを聴く方が好きなので、なんだかお話を身近に感じました。 でも、不思議なことがたくさん起こって面白そうです。 きつねうどんは美味しそうですし、「十時軒」へ行ってみたいです。アリスに会いたい。 吉田さんのお話では月舟町が大好きで住みたいくらいなのですが、この本の世...続きを読む界も穏やかでいいなぁ。 登場人物たちが聴いているラジオ番組ってもしかしたら、「小さな男*静かな声」の静かな声のラジオ番組かも…それだったら素敵です。
安定の吉田篤弘の世界。ほんの少し不思議な世界と、そこにある日常の食事とラジオと。 普段ラジオは全く聞かない人間だけど、こういうのは好き。
大きなことはなにも起きない。ここから物語が動いていく…というところで結びがくる吉田篤弘さんのこの感じが、とても心地いい。 よく「滋味深い作家」と紹介されることが多いように感じますが、本当にそのとおりだなぁと思います。 休日、起きてひととおり家の中のことを済ませた10時過ぎごろに吉田さんの本を読ん...続きを読むで二度寝したい。 夕暮れどき、コーヒーなどで一息つきながら吉田さんの本を読んで夜ごはんの支度をしたい。 なにも起きないから、なんでもない日常に本当によく馴染む。 ちょうどよく寄り添い癒してくれる、そんな作家さんと作品です。
決して主役ではない。台所のラジオは静かに語りかける。 女性と男性が交互に主役になり、そしてその人たちがどうもとてもユニークなのです。 それがまたとてもいい味を出していて、出てくる料理もおいしそうで、最後まで楽しく読みました。 この空気、とても良かったです。
吉田さんの本を読んだ時にしか感じられないなぞの懐かしさ、切なさが今回もあった。胸がぎゅっとなるんだけど心地よい、これはなんだろう。語彙力がなさすぎてもどかしい。 あとがき最後の一文から「うかんむりのこども」を少しずつ読み進めようかなと思い立つ。
台所にラジオというのが昭和の雰囲気が溢れていて吉田さんらしいですね。紙カツと黒ソース、昔なじみのミルク・コーヒーが美味しそう。あとがきを読むと吉田さんの小説てこうやって生まれてくるのね…とよくわかります。台所に座って考えてる吉田さんの姿を想像してしまいました。
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