ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北海道新聞文化面での連載(16年8月~20年2月)に加筆修正し、単行本化しました。笑ったり、考えたり、思い出したり、忘れたり。奇妙な星(地球)、おかしな街(東京)でのほのぼのとした癒されるエッセイ集です。ベスト・エッセイ(日本文芸家協会)にも毎年選出。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
うん… 好きだなぁ… それしか出てこん。 好きな作家の言葉、頭の中と同調しようとする行為 が 読書の醍醐味のひとつだと思った。 ひとつ5,6ページのエッセイ集。ページごとの文字数も少ないので、サクサクと読める。 著者の想像力の羽が自然と伸びていく様がいい。 小説でも出てきたフレーズが垣間見れるの...続きを読むもいい。夜のカバンとか。 引用 カバンの中には闇があるのだ。 カバンの中は基本的に、静かで、ほの暗くて、ひんやりとしている。つまり、自分が考える「夜」の条件をすべて充たしている。 そう思うと、なんだか愉快になってくる。 電車に乗ってごらんなさい。乗客のほとんどがカバンを持っていて、そのいちいちに「夜」が仕舞われている。 街を歩けば、あちらにもこちらにもカバンを手にしたり背負ったりしている人がいて、そのすべてに「夜」が宿されている。 持ち運びのできる「夜」というのは、いかにも未来的なものであろうと思ったのだが、じつのところ、何百年も前から誰もが手軽に持ち運んでいるのだった。 カバンの中に夜が仕舞われている… カバンから物を出す時に、静かな夜から物を出すんだって想像すると、何ともいえない気持ちになる。 薄明るい夜のカバンもあると思うけど… それもいい 特に最後の2つが、特に、良い余韻を感じた。 「旅先で読む本」 引用 自分の経験からすると、旅先で読んだ本は、ときに香ばしい山椒のようである。決して大きな変化をもたらすわけではないけれど、ピリリとした印象的な影響をその後の人生に与えうる。どうしてなのか、理由はいくつも考えられるが、おそらく、自分が日常の外へ出ていることが大きい。本はいつもどおりの本なのだが、自分が外へ出ていることで、一冊の本のその佇まいからして、いつもと違って見える。 仮に、その本が何度目かの再読であったとしても、それまで、さして感じ入ることのなかった文章が、いちいち抜き書きをしてしまうほどになる。なにより、いつもより、ずっとゆっくり読んでいることに気づく。 本も、時にいろんな場所で読むのがいいよなぁ と思った。 家での読書と、喫茶店、旅先での読書… 確かに違う 作家の役割として、新しい感じ方の提示 があると思う。 吉田篤弘さんは 確実に 幸福感を伴う、温かく「新しい」視点を感じさせてくれる作家さんです うん コーヒー飲もうっと
こころがちぢこまっている。 時勢は回復に向かい、様々なものが雌伏の時を終えて飛び上がろうとしているのに、私には何もない。 帯電するような微かな恐れが身を包んでいる。 自室で読書することもできず、一冊片手に外に出る。 記憶にあったすてきなのみものは時を経て好みでない味に変化している。 それでも何か、...続きを読む枷がすこし軽くなったような思いがする。 奇妙な星のおかしな街で、もう少し生きてみる。
この方のモノの見方(見え方?)、表現力、ほんとに面白いです。『天国の探偵』が読める日を楽しみにしています(^^)
吉田篤弘さんのエッセイ。 想像力の方向がチャーミングで素敵だなと思った。「月とコーヒー」のような素朴で可愛らしい世界観の物語はこの想像力から生まれたんだなーと納得。
奇妙で愛おしいこの世界。吉田さんの視点で日常のいろいろを面白く描く。 幸福な時限爆弾、私もたくさん仕掛けておこう。
高温多湿の梅雨の末期に ようやく家に戻ってきて 風呂場に飛び込んでシャワーで ひと汗流す それから 冷蔵庫の氷をコップに入れて とにかく冷たい飲み物をこさえて 一口飲んで ほっ と している 冬だったら、 寒風の吹きすさぶ中 ようやく家に帰ってきて、 とりあえず外套とマフラーをはずす前に ストーブ...続きを読むの火を入れて やかんにお湯を沸かし 熱々のココアをつくって ほっ と している そんな 感じの こころがゆったりする瞬間の エッセイ集 何気ない 普段の景色が なんだか 愛おしく感じてしまう お話しも素敵ですが 緑罫線の原稿用紙風も いつものクラフトエヴィング社さんの装幀も いかにも 素敵です 「幸福な時限爆弾」 「旅先で読む本」 の章が秀逸でした
穏やかな気持ちで読めるほのぼのエッセイ。 私の好きなポイントはなんと言っても装丁。 原稿用紙調なのがとてもいい…! 使われている色もイラストもとても好みだし、可愛らしいカバーを外すとシックなブラウンの装丁になっているのも素敵。 個人的にはインテリア感覚で、所有欲を満たしてくれる本。
北海道新聞に連載されていたエッセイ。 本文にノートの様な罫線があるデザインが面白い。 よく考えないと奇妙であることに気付けない、というのは正にそうで、何となく忙しなく生きているとそこに注目出来ない。 「まわれ、洗濯機」のコインランドリーの風景が好きだ。 「幸福な時限爆弾」はそれが無いと日常に耐え...続きを読むられないのでよく分かる。
落ち着いた夜に読むといい本。エッセイ。 デザインとかが素敵な本。言葉を慎重に選んでいるかただなと感じました。
久々にエッセイ読んだ。 日々の、何気なく見過ごしていたり思い過ごしていることに気づき、言葉で表現している。 まさしく“見えない”ものを言葉にしてくれている。 なんとなく、あぁ私もそんなこと思ったことあるな、と改めて感じること部分も割とあった。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
奇妙な星のおかしな街で
新刊情報をお知らせします。
吉田篤弘
フォロー機能について
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
流星シネマ
読楽2023年12月号
おやすみ、東京
ガリヴァーの帽子
鯨オーケストラ
圏外へ
ソラシド
「吉田篤弘」のこれもおすすめ一覧へ
▲奇妙な星のおかしな街で ページトップヘ