疫病と世界史(上)
  • 完結

疫病と世界史(上)

アステカ帝国を一夜にして消滅させた天然痘など、突発的な疫病の流行は、歴史の流れを急変させ、文明の興亡に重大な影響を与えてきた。紀元前五〇〇年から紀元一二〇〇年まで、人類の歴史を大きく動かした感染症の流行を見る。従来の歴史家が顧みなかった流行病に焦点をあてて世界の歴史を描き出した名著。(全二巻)

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  • 疫病と世界史(上)
    完結
    1,320円 (税込)
    アステカ帝国を一夜にして消滅させた天然痘など、突発的な疫病の流行は、歴史の流れを急変させ、文明の興亡に重大な影響を与えてきた。紀元前五〇〇年から紀元一二〇〇年まで、人類の歴史を大きく動かした感染症の流行を見る。従来の歴史家が顧みなかった流行病に焦点をあてて世界の歴史を描き出した名著。(全二巻)
  • 疫病と世界史(下)
    完結
    1,320円 (税込)
    かつてヨーロッパを死の恐怖にさらしたペストやコレラの大流行など、歴史の裏に潜んでいた「疫病」に焦点をあて、独自の史観で現代までの歴史を見直す名著。紀元一二〇〇年以降の疫病と世界史。「中国における疫病」を付す。

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疫病と世界史(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年02月14日

     人類の世界共同体化と西洋の興隆において、疫病と免疫が果たした役割の重要性を指摘した著述。これまで世界史というと武器・農機具・移動と生産に関する技術の発展の観点から語られることが多かったけれど、実は生物学的なプロセス、具体的には病原体と人間の免疫の共進化が強い影響力を持っていたという話。
     現代の文...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月06日

    天然痘等の人類にとっては突発的に表れたミクロの病魔との戦いの歴史。
    文明の興亡に深く、絡んでいることに驚いた。

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    Posted by ブクログ 2019年05月27日

    (途中 2014年11月6日)
    疑問1「中南米大陸特有の病原菌がピサロやコルテス等ヨーロッパ人に感染しなかったのか」→病原菌の数や歴史の長さ、多様性が違う?
    疑問2「なぜアメリカ大陸の熱帯地方はアフリカと違い、人類の居住を妨げる程ではなかったのか」

    2019/5/27
    #感染症は食物連鎖に組み込ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月09日

    歴史を理解する上で、気候変動と人口動態は考慮しなきゃならんと思っていたが、そこに疫病も追加せねば。。。

    疫病は身体的にだけでなく、精神的にも人、社会を打ちのめす。(だから、南米の古代帝国はスペイン人に屈した)

    日本では、人口が十分になり、疫病が風土病として固定されるまでは、社会に免疫がつかず、1...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月04日

    世界史の大家であるウィリアム・H・マクニール先生による、疾病が及ぼした影響から世界史を読み解こうとする野心作。大変ざっくりした展開で驚くが、古今東西の具体例がふんだんに盛り込まれているので、納得できる。

    「マクロ寄生」と「ミクロ寄生」に挟まれる「宿主」。バランスをうまくとることで、この三者は存在し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月11日

    世界史を疫病の面から考察していて面白い。ぱっと思い付いたのは中世ヨーロッパのペストと新大陸の疫病くらいだったけど、至る所で病気の流行と人口減少は発生していたのだろうと考えさせられた。
    ジャレド・ダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』と合わせて読むとより面白いかも。

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    Posted by ブクログ 2020年10月20日

    原書が執筆されたのは1970年代の半ばで加筆されたのは1998年。新型コロナウィルスが猛威をふるう20年以上も前のことだが、「序」で述べられる、グローバルな社会では感染症が一瞬で世界中に広がるだろうとの記述は、コロナで苦しむ現代社会を予言しているかのよう。
    著者は感染症が及ぼす破滅的な影響の例として...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月10日

    疫病・感染症との関わりという視点でみたW.マクニール先生の世界史講義。コロナウィルスが拡大を続けているから、ということではないけれど、なんとなく手にとった一冊。上巻は、原人たちの存在した時代、歴史時代から、モンゴル帝国の勃興の前頃までを扱っている。

    上巻では、私たちが文明を持つずっと昔から、私たち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月01日

    実証的な裏付けをさほど重視していない点で時代を感じるところはあるが、それにしても40年前にこんなものが書かれていたとは。

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    Posted by ブクログ 2016年08月05日

    著者のマクニール氏は当然歴史家ですが、これを読むと科学者でもあると思うのです。
    この本では「世界史」で詳細に触れていない疫病について述べているのですが、数少ない古書を紐解くにしても医学や生物学などの自然科学の知識がないと、感染症ついては到底推測できないからです。グローバル化した現代社会では地球の裏側...続きを読む

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