疫病と世界史(下)
  • 完結
  • 最新刊

疫病と世界史(下)

かつてヨーロッパを死の恐怖にさらしたペストやコレラの大流行など、歴史の裏に潜んでいた「疫病」に焦点をあて、独自の史観で現代までの歴史を見直す名著。紀元一二〇〇年以降の疫病と世界史。「中国における疫病」を付す。

...続きを読む

疫病と世界史 のシリーズ作品

全2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 疫病と世界史(上)
    完結
    1,320円 (税込)
    アステカ帝国を一夜にして消滅させた天然痘など、突発的な疫病の流行は、歴史の流れを急変させ、文明の興亡に重大な影響を与えてきた。紀元前五〇〇年から紀元一二〇〇年まで、人類の歴史を大きく動かした感染症の流行を見る。従来の歴史家が顧みなかった流行病に焦点をあてて世界の歴史を描き出した名著。(全二巻)
  • 疫病と世界史(下)
    完結
    1,320円 (税込)
    かつてヨーロッパを死の恐怖にさらしたペストやコレラの大流行など、歴史の裏に潜んでいた「疫病」に焦点をあて、独自の史観で現代までの歴史を見直す名著。紀元一二〇〇年以降の疫病と世界史。「中国における疫病」を付す。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

疫病と世界史(下) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    下巻は時代の下降とともに人口変化などのデータが増えてきて、より説得力が増す。と同時に、歴史上の出来事における疫病の与えた影響の大きさが感じられる。1500年代の新大陸に起きた出来事は圧巻の筆致。あっけなく侵略されてしまったのは、そういうことも要因だったのかと。
    今の時代に生きるありがたみを強く覚えた

    0
    2021年04月25日

    Posted by ブクログ

    何かしらの偶然でこの本を知り、読めた。本の価値とは決してボリュームではないことを確信できる。
    今までは「銃鉄病原菌」が最高と思ってきたが、マクニールの素晴らしさで目から鱗。
    中高で学んだ「歴史を塗り替える」とは戦争で打ち勝つこと、民族は前に進んで行ったという論理。

    だが、この本を読むと 救いのない

    0
    2021年02月12日

    Posted by ブクログ

    人間もペストやコレラに負けじと……隔離政策や予防接種、研究などに力を入れてきたその始まりが鮮明に描かれている。
    原住民さんが可哀相。

    0
    2015年10月06日

    Posted by ブクログ

    感染症が土着化すると、人口減少への圧力が減少、人口増へ
    民間の習俗は、疫病を防止することも助長することもあった。モンゴルの、モルモットは先祖かもしれないから狩らないようにする慣習はペスト菌との接触を遠ざけた(が、その慣習がなかった漢民族がかかった)
    タミル人の、水は毎日組み、室内で長期間そのままにし

    0
    2013年08月10日

    Posted by ブクログ

    上巻より読み応えあり。
    インカやアステカが滅亡してしまったのはヨーロッパ人の軍事力が高かったからと思っていたけど、ほとんどが未経験の疫病によるところと知って、そのスケールの大きさになんとも言えない気持ちになる。
    現在も北センチネル島をはじめ未開の部族といわれる人々との交流が制限されていることに納得が

    0
    2023年05月26日

    Posted by ブクログ

    第四章は、中世ヨーロッパで黒死病と恐れられたペストがユーラシアの草原に棲む齧歯類から広がっていくことを示す。第五章は、大航海時代にアメリカの新大陸に渡ったヨーロッパ人が、免疫系の整っていなかった現地のインディオに与えた影響を論じている。ジャレド・ダイアモンドが「銃・病原菌・鉄」で著述しているように、

    0
    2020年11月28日

    Posted by ブクログ

    ダイヤモンドの銃病原菌鉄を大分前に読んで感動したが、疫病を中心に書いている本書のスペイン人が中南米に勝った一連の疫学的作用はこっちの方が俄然分かりやすいし、説得力がある。想像力が豊かだし、本当にそうだったんだろうなと言う凄まじい説得力がある。その上、結びに書いてあるこれからのインフルエンザを中心とし

    0
    2020年09月01日

    Posted by ブクログ

    疫病・感染症との関わりという視点でみたマクニール先生の世界史講義。下巻は、モンゴル帝国の勃興から、近現代(1950年代)ころまでを扱っている。

    上巻よりも時代が下ってきているせいか、具体的なエピソードが多くなり、マクニール先生の筆も迫力を増している。世界史の大きな転換点には、いつも疫病との闘いがあ

    0
    2020年08月10日

    Posted by ブクログ

    「ペスト」を読んだので、感染症の認知度とか、予防・免疫について、どこまで分かってた時代なのか知りたくて読みました。難しかったですが、面白かったです。戦争と感染症が、お互いに人口の割合を自然操作しているものってところが凄いなと思いました。人の意思とは、世界の意思から逸脱できないなんだなと。神様信じてな

    0
    2020年07月11日

    Posted by ブクログ

    感染症の観点からみた世界史
    関連リンクの「感染症の歴史」について先駆的に叙述したもの
    同著者による『世界史』と同じく
    ひとつの確固たる視点から人類の歴史を概観している優れた歴史書だが
    未開の分野で先立つものの少なさからか
    説明がばらけすぎていて読みにくいところがあり中途半端
    疫病の場合は人間の歴史と

    0
    2018年10月20日

疫病と世界史(下) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す