「京都」の誕生 武士が造った戦乱の都

「京都」の誕生 武士が造った戦乱の都

950円 (税込)

4pt

3.7

平安京=京都ではない!
清水寺、知恩院、三十三間堂、祇園、東山、鴨川……いずれも平安京の外だった。
では、今の「京都」の原型をつくったのは一体誰なのか。
壮絶な権力闘争と土地開発の知られざる物語を気鋭の歴史学者が読み解く。

【これを読めば「京都」通になれる】
●武装した強盗集団に狙われ続けた平安京
●平安京には寺を作ってはいけないルールがあった
●廷臣の邸宅を次々と移り住む天皇
●貴族も庶民も楽しんだ「晒し首」パレード
●勝手に戦争して顰蹙を買った源氏
●都のど真ん中で起こった殺し合い「保元の乱と平治の乱」
●京都駅周辺を開発したのは平家だった

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「京都」の誕生 武士が造った戦乱の都 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月24日

    平安京のことや子供と中世への変化を考えていく上で、疑問に思ったり、「なんだか荒いな」と思っていたことが全て書いてあって面白かった。
    平安京=京都ではない、武士の論理、古代から中世へと変化していく上での産みの苦しみ。
    天皇と院政、平清盛の太政大臣就任と、激動の時代について面白おかしく読める。
    終わりか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    非常に読みやすい。学術書ではないので、細かい説明はないが、ポイントを絞り、全体の流れを優先していおり、理解しやすい。歴史を学校の勉強のように「点」では学んでいくのではなく、複数の「線」が絡み合った結果、こうなったと説明されると分かりやすいのだなと感心する
    この著書は平安後期を主軸にしており、白河院政...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月02日

    タイトルから想像した内容とはかなり違ったが,面白かった.平安末期の白河上皇による院政の時代から,源氏と平氏が政治に入り込み,特に平家(平氏宗家)に清盛という特異な人物(なぜ特異かは伏せます)の登場するという過程を経て,従来の平安京が鴨川の東(現在の岡崎から三十三間堂や京女のあたりまで)と八条(西は梅...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月20日

    京都というと平安貴族によって作られたようなイメージがある。
    しかし実際の京都の街をみると、所謂我々が京都のイメージの街並は平安京の外側であり、むしろ平清盛をはじめとする、武士が頭角を現してきてから、現在に繋がる京都になってきたという話だが、それはそのまま平安後期の政治史である。
    改めて貴族と武士の成...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月11日

    東夷(アズマエビス)の末裔には京都は遠い存在である。平安京=京都ではない!と帯にあっても、今一つピンと来なかったが、院政から平家政権にかけての土地開発、寺院造営の歴史を、政治史を交えて、ダイナミックに論じていく筆致に引き込まれてしまった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月10日

    <目次>
    はじめに  平安京が「京都」に転生する時
    第1章   武士に依存する平安京と朝廷の治安~「獄門」と凱旋パレード
    第2章   「京都」誕生と「天下」の謎~秩序の平安京+君臨の鳥羽+極楽往生の白河
    第3章   武士代表となる平氏~京都と院政に融合した新種の実像と虚像
    第4章   京都と天皇を呪...続きを読む

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