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母の遺品整理のため実家に戻った邦彦は農道で般若の面をつけた女とすれ違う――(「面」)。“この世のものではないもの”はいつも隣り合わせでそこにいる。甘美な恐怖が心奥をくすぐる6篇の幻想怪奇小説。
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Posted by ブクログ
少しゾッとするような短編が6つ.それぞれ対象となるモチーフが印象的だった.「面」では般若、「森の奥の家」ではキーホルダー、「日影歯科医院」ではクラウン、「ゾフィーの手袋」ではシルク、「山荘奇譚」では染布、「緋色の窓」では絵.どれも怖かったが「日影歯科医院」で香澄が実際に治療を受けた話だ.数十年前に閉...続きを読む院した歯医者さんで.
タイトルや装丁の雰囲気から、楽しい内容ではないだろうと思いつつ手に取ったら、ホラーだった。日本的な、情緒たっぷりの系統で、シンプルに面白かった。 私が小さかったころ、夏休みの1週間くらい「あなたの知らない世界」というコーナーがお昼の番組の中であって、それを姉と2人怖がりながらも毎日楽しみにしていたの...続きを読むだけど(視聴者投稿系でけっこうがっつり怖かった)それを観ていた時の感覚に少し似たものを覚えた。 あるはずのものが無くなっていた、とか、生きていると思っていたら死んでいた、とか、禍々しきものを連れ帰ってしまった、とか、ホラーではよくある設定がふんだんに使われていて、馴染みがあるからこそ読みやすく面白い。 フィクションなのだけど、もしかしたら自分もそういう世界に迷い込んでしまうことがあるかもしれない…と思わせるリアリティもあるのに、全体の雰囲気としてはどこかふわふわしていた。 主人公が取れた歯の詰め物を治してもらうため、まだ住み慣れない街で見つけた歯医者に飛び込みで入り不思議な体験をする「日影歯科医院」や、若くして急死した夫と暮らしていた旧家に、彼が海外で仕事をしていた時代に彼を慕っていた女性が幽霊となって現れるようになった「ゾフィーの手袋」などがとくに印象に残った。 ホラーとしてはよくある展開なのに、それだからこそ怖いのは、やはり読み手の自分も日本人だからなのかもしれない。
短編の名手ありき! ふわっとしてるなぁとは思ったけど 鮮やかな緋色には著者が心に留める官能がありました。
久々のホラー。アラフォーだけど怖いの苦手。これ読んだあと、鏡の前に立つのも怖い。 小池真理子さんらしく、季節や情景描写が非常に美しく、目に浮かぶ。大好きな軽井沢も出てくる。
先日読んだ『墓地を見おろす家』がなかなか良かった小池真理子さんのホラー短編小説集。2017年刊行。 やはり派手なところが全然ない木訥とした語り口で、しかしそれがホラー小説として成功している。地味な短編集なのだが、全6編のうち5編目の「山荘奇譚」が非常に優れており、最後の方のぐんぐんと迫ってくるリ...続きを読むアルな感じが素晴らしい。 全体に目立つものはないが、じわじわと味わい深く、ホラー小説集として成功していると思う。
一つ一つが短いのでサクッと読むことができた.いろんな物語があるけれど,異世界とか怪異といったちょっと不思議な体験が多かったような気がする.最後の短編は美しかった.
ホラー的恐怖というより、じわりとくる妖しさ。「日影歯科医院」「緋色の窓」が特に好み。日本的な美しさのようなものを感じた。
ホラー短編集。ほんのりぞっとする幻想的な怪異ばかり かと読み進めたら「山荘奇譚」の終わり方が苦手なジャンルだった!いけない!!
小池真理子さんらしい作品だと思います 読後感がホラーの王道ですよね 恐さ的にはライトな感じでしょうか
小池真理子さんのホラー短編集。 「面」 「森の奥の家」 「日影歯科医院」 「ゾフィーの手袋」 「山荘奇譚」 「緋色の恋」 それぞれ、ホラー部分だけでざわざわではなく、全作品に男女関係(多くは男性の不貞)のざわつく感情と共に読ませてくださいます。 しかもこのうちの何作かは、見える方だったらしいお母様か...続きを読むらの言い伝えがあるらしく、再びざわざわ。 そして、何が怖いか書ききらないところが、よろし。 解説の東雅夫さんの肩書きにアンソロジストとあり、アンソロジーを編纂する者という言葉があるらしい。 確かに最近アンソロジーが増えた。増えすぎて重複している作品も見かけるけれど。 東さんは、「時代の評価が定まった名作佳作」を編むタイプらしい。なるほど。
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