日本社会の歴史 下
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日本社会の歴史 下

836円 (税込)

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自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の完結編。下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て、日本国再統一までを叙述し、さらに近代日本の前提とその問題点を提示。17世紀前半、武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?(全3冊)

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日本社会の歴史 のシリーズ作品

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  • 日本社会の歴史 上
    858円 (税込)
    現代の日本・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか-。周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と、「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。著者10数年の学問的営為の結実した本格的通史。上巻は列島の形成から9世紀まで。(全3冊)
  • 日本社会の歴史 中
    858円 (税込)
    自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側から捉えなおす通史の続編。近畿を中心とした貴族政権日本国-朝廷と、武人勢力によって樹立された東国王権。この2つの王権の併存と葛藤の中で展開する活力溢れる列島社会の姿を描く。中巻は10~14世紀前半、摂関政治から鎌倉幕府の崩壊まで。(全3冊)
  • 日本社会の歴史 下
    836円 (税込)
    自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の完結編。下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て、日本国再統一までを叙述し、さらに近代日本の前提とその問題点を提示。17世紀前半、武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?(全3冊)

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日本社会の歴史 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月14日

     日本の歴史(通史)というには,あまりにも中途半端な終わり方…それをわかっていて,網野さんはなぜ本書をまとめようと思ったのか。それはもちろん,編集者からの強い要望もあったのだが,網野さんの「いま言っておかなければ…」という強い思いもあったのだと,わたしは,最終章を読んで理解した。
     本書は,上・中・...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月02日

    現在の日本史の骨格としての位置付けか。

    それだけ、石井進、網野善彦両先生は偉大であったと感じる。

    まだまだ、日本史の研究過程は深まっていくのだろう。

    私もその端くれ?として、日本史を深めていきたい。

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    Posted by ブクログ 2013年11月15日

    建武新制に貨幣経済の萌芽を見出すところが、斬新であり網野善彦の史観の中心でもある。日本を農業国でないとした網野善彦は、土地に経済基盤を置く史観から、新しい史観を提唱したと言えるだろう。

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    Posted by ブクログ 2011年05月14日

    [ 内容 ]
    社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の完結編。
    下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て、日本国再統一までを叙述し、近代日本の前提とその問題点を提示。
    十七世紀前半、武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?
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    Posted by ブクログ 2021年11月19日

    下巻では、建武の新政から江戸時代の初期までがあつかわれています。

    中巻で示された、京都を中心とする「西の王権」と鎌倉を中心とする「東の王権」という枠組みは、室町時代に入って地域の分立の傾向が強まるとともに、それらの相互の結びつきも強くなり、多元性をうちに含みつつもしだいに「日本」という国民国家の基...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月21日

    なんとなくの日本史に対する思い込みを覆してくれる、刺激的な瞬間が何回かありました。面白いです。おすすめ。

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    Posted by ブクログ 2012年11月04日

    建武の新政から江戸初期まで。その後は最終章で簡略に語られるのみ。高校日本史程度の知識が無いと読み通すのに手こずるかも。最終章最終節を先に読んでおく方が網野史観を理解し易い。

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    Posted by ブクログ 2021年11月02日

    下巻は後醍醐天皇から現代まで。

    新書一冊では扱えるわけが無いくらい広い範囲だと思われるが、実際その通りで江戸時代から太平洋戦争まで圧倒的なスピードで進んでいく。

    学校では近代史が等閑になっていると常々批判されているが、残念ながらこの本も同じである。

    これは筆者が日本の中世を専門にしているためで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月28日

    最終巻は何と室町時代から昭和まで。ものすごい掛け足で、この分量配分の異様ないびつさだけが他の日本史本と根本的に異なる所。「あとがき」で本書成立の経過を知ってその理由がよくわかった。最初から通史を書くつもりはなかったのね。
    口述本だからか無駄に接続詞で繋がれて一文が長く、読みにくいことこの上ないが、ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月02日

    鎌倉から現代まで。
    上巻の前書きで述べられているように、江戸以降は著者の専門の関係からか駆け足で片づけられている。
    一方、室町時代の列島の風俗についての記述は著者の本領というものを感じさせた。

    天皇、貴族、武士、農民。これで日本列島の歴史の大部分を片づけてしまうことを、著者は強く拒んでいる。神社、...続きを読む

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