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Posted by ブクログ 2022年11月14日
日本の歴史(通史)というには,あまりにも中途半端な終わり方…それをわかっていて,網野さんはなぜ本書をまとめようと思ったのか。それはもちろん,編集者からの強い要望もあったのだが,網野さんの「いま言っておかなければ…」という強い思いもあったのだと,わたしは,最終章を読んで理解した。
本書は,上・中・...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月14日
[ 内容 ]
社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の完結編。
下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て、日本国再統一までを叙述し、近代日本の前提とその問題点を提示。
十七世紀前半、武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月19日
下巻では、建武の新政から江戸時代の初期までがあつかわれています。
中巻で示された、京都を中心とする「西の王権」と鎌倉を中心とする「東の王権」という枠組みは、室町時代に入って地域の分立の傾向が強まるとともに、それらの相互の結びつきも強くなり、多元性をうちに含みつつもしだいに「日本」という国民国家の基...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月02日
下巻は後醍醐天皇から現代まで。
新書一冊では扱えるわけが無いくらい広い範囲だと思われるが、実際その通りで江戸時代から太平洋戦争まで圧倒的なスピードで進んでいく。
学校では近代史が等閑になっていると常々批判されているが、残念ながらこの本も同じである。
これは筆者が日本の中世を専門にしているためで...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月28日
最終巻は何と室町時代から昭和まで。ものすごい掛け足で、この分量配分の異様ないびつさだけが他の日本史本と根本的に異なる所。「あとがき」で本書成立の経過を知ってその理由がよくわかった。最初から通史を書くつもりはなかったのね。
口述本だからか無駄に接続詞で繋がれて一文が長く、読みにくいことこの上ないが、ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月02日
鎌倉から現代まで。
上巻の前書きで述べられているように、江戸以降は著者の専門の関係からか駆け足で片づけられている。
一方、室町時代の列島の風俗についての記述は著者の本領というものを感じさせた。
天皇、貴族、武士、農民。これで日本列島の歴史の大部分を片づけてしまうことを、著者は強く拒んでいる。神社、...続きを読む
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