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Posted by ブクログ 2022年11月01日
久しぶりに日本史の通史を読んでいます。それも,網野史学です。
網野さんの本は,さすがに視点が違います。それは初っぱなからわかります。網野さんは「はじめに」で次のように述べています。
「日本社会の歴史」と題してこれからのべようとするのは、日本列島における人間社会の歴史であり、「日本国」の歴史でも...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月28日
☆☆☆☆
この程度の深さで、日本の成り立ちから平安時代初期までを振り返れたこの一週間は貴重な時間だった。
「日本」という国の成り立ち、大陸(中国)や半島(朝鮮)との関係やその力関係による緊張感に影響される日本のありようは、昔に学んだ学校での歴史とは違った種類の知識を与えてくれた。
また、国の型...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月14日
[ 内容 ]
現代の日本人・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか―。
周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。
十数年にわたる学問的営為の結実した本格的通史。
上巻は列島の形成から九世紀(平安...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月11日
教科書では勉強しなかった日本の歴史についての言及もある。
いつから「日本国」になったか。
いつから「天皇」になったか。
自分が無知であることを、深く痛感するとともに、学びの意欲をさらに掻き立てられる作品。
古墳時代等には今まで興味が持てなかったが、それは「無知」であることが原因の一つでもある。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月27日
さすがに網野氏の書く歴史は、表層だけではなく、社会の深層からの分析が多く、新鮮な感覚で読むことが出来る。この巻は、有史以前の日本列島の成り立ちから当時の人類の動きにまで話が及ぶ。しかし、逆に人物像としては、大化の改新後の中大兄皇子が自ら天皇位に就かず、対立する古人大兄王子、蘇我倉山田石川麻呂、孝徳天...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月19日
中世を主要なフィールドとして、従来の「日本史」の枠組みの見なおしをおこない、「網野史学」と称される新しい観点を提出したことで知られる著者による日本通史の試みです。ただし17世紀の後半から現代にかけては、「展望」というかたちで著者の問題意識が示されるにとどまっています。上巻では、古代から平安時代初期ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月02日
網野善彦さんの日本の歴史概説書。
従来の日本史では捉えられなかった事象にスポットを当てるという意味を込めて、タイトルを「(日本列島の)日本社会の歴史」にしたそうである。
上中下巻に分かれており、上巻は人類誕生〜9世紀の弘仁貞観の頃まで。
古墳や鉄器などへの朝鮮半島や大陸の影響、中央に従わない東...続きを読む
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