日本社会の歴史 上

日本社会の歴史 上

858円 (税込)

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現代の日本・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか-。周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と、「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。著者10数年の学問的営為の結実した本格的通史。上巻は列島の形成から9世紀まで。(全3冊)

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  • 日本社会の歴史 上
    858円 (税込)
    現代の日本・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか-。周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と、「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。著者10数年の学問的営為の結実した本格的通史。上巻は列島の形成から9世紀まで。(全3冊)
  • 日本社会の歴史 中
    858円 (税込)
    自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側から捉えなおす通史の続編。近畿を中心とした貴族政権日本国-朝廷と、武人勢力によって樹立された東国王権。この2つの王権の併存と葛藤の中で展開する活力溢れる列島社会の姿を描く。中巻は10~14世紀前半、摂関政治から鎌倉幕府の崩壊まで。(全3冊)
  • 日本社会の歴史 下
    836円 (税込)
    自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の完結編。下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て、日本国再統一までを叙述し、さらに近代日本の前提とその問題点を提示。17世紀前半、武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?(全3冊)

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日本社会の歴史 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月01日

     久しぶりに日本史の通史を読んでいます。それも,網野史学です。
     網野さんの本は,さすがに視点が違います。それは初っぱなからわかります。網野さんは「はじめに」で次のように述べています。

    「日本社会の歴史」と題してこれからのべようとするのは、日本列島における人間社会の歴史であり、「日本国」の歴史でも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月15日

    日本の歴史の入門署として、岩波新書で井上清の著作があったが、イデオロギーにとらわれがちだった。本書は日本が農業国であるとの常識とされていたのを覆し、百姓を天皇が臣下へ与えた姓と主張した。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    教科書的な歴史ではなく、人々の生活側から見た歴史。日本の多様性が描かれた、単一民族・統一国家・島国日本、といった概念がすりこみでしかないことに気づかされる。

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    Posted by ブクログ 2017年04月28日

    ☆☆☆☆
    この程度の深さで、日本の成り立ちから平安時代初期までを振り返れたこの一週間は貴重な時間だった。
    「日本」という国の成り立ち、大陸(中国)や半島(朝鮮)との関係やその力関係による緊張感に影響される日本のありようは、昔に学んだ学校での歴史とは違った種類の知識を与えてくれた。

    また、国の型...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月14日

    [ 内容 ]
    現代の日本人・日本国は、いかなる経緯をへて形成されたのか―。
    周辺諸地域との海を通じた切り離しがたい関係のなかで、列島に展開した地域性豊かな社会と「国家」とのせめぎあいの歴史を、社会の側からとらえなおす。
    十数年にわたる学問的営為の結実した本格的通史。
    上巻は列島の形成から九世紀(平安...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月11日

    教科書では勉強しなかった日本の歴史についての言及もある。

    いつから「日本国」になったか。
    いつから「天皇」になったか。

    自分が無知であることを、深く痛感するとともに、学びの意欲をさらに掻き立てられる作品。

    古墳時代等には今まで興味が持てなかったが、それは「無知」であることが原因の一つでもある。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月27日

    さすがに網野氏の書く歴史は、表層だけではなく、社会の深層からの分析が多く、新鮮な感覚で読むことが出来る。この巻は、有史以前の日本列島の成り立ちから当時の人類の動きにまで話が及ぶ。しかし、逆に人物像としては、大化の改新後の中大兄皇子が自ら天皇位に就かず、対立する古人大兄王子、蘇我倉山田石川麻呂、孝徳天...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月19日

    中世を主要なフィールドとして、従来の「日本史」の枠組みの見なおしをおこない、「網野史学」と称される新しい観点を提出したことで知られる著者による日本通史の試みです。ただし17世紀の後半から現代にかけては、「展望」というかたちで著者の問題意識が示されるにとどまっています。上巻では、古代から平安時代初期ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月02日

    網野善彦さんの日本の歴史概説書。

    従来の日本史では捉えられなかった事象にスポットを当てるという意味を込めて、タイトルを「(日本列島の)日本社会の歴史」にしたそうである。

    上中下巻に分かれており、上巻は人類誕生〜9世紀の弘仁貞観の頃まで。

    古墳や鉄器などへの朝鮮半島や大陸の影響、中央に従わない東...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月25日

    古代から九世紀まで。
    それにしても、古代社会の歴史をこんなに断定的に言い切るのも凄い。最近の研究で根底から覆される記述は多いのでは?

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