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Posted by ブクログ 2020年10月11日
江戸の歌舞伎には、自分の人生を悩む孤独な男というのが、一人も出て来ません。なんで出て来ないのかと言えば、そんなもんに出て来られてもお話にならないからです。
悩む代わりに、すべては行動によって解決するという、単純なる身体主義だけがあります。ゴチャゴチャした構造の江戸の歌舞伎が、実はその一方でとてもいさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月11日
なんだかよくわからなかったけど面白かった。
後書きを読むと、まさに「よくわからないけど魅力的」でありたいと著者も思っていたようなので、これでいいのか。
*語り口はあまり整然としていない。
*豆知識的に、素直に「へ~」と思えることもたくさんあった。
*江戸時代と今とでは、根本的にものの考え方とか、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月26日
江戸時代の歌舞伎について、著者ならではの観点から解説をおこなっている本です。
著者は、「定式という、いつもおんなじであるような決まった道具を使うことによって、それをいろいろ組み合わせて変えていく」ことで、さまざまな表現が可能になっていることに目を向けます。こうした理解にもとづいて、歌舞伎がたんなる...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月25日
読み進めていってもさっぱりわからなかったが、あとがきで作者が、江戸の歌舞伎というのはなんだかわからないものなのだ、と書いていて少し安心した。
そのなんだかわからないものに橋本はせまろうとしているわけだが、こちらは数えるほどしか歌舞伎を見ておらず、理解はしにくい。
p70:曾我兄弟は関東の人間な...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月15日
≪目次≫
第1章 歌舞伎の定式
第2章 江戸歌舞伎の専門用語
第3章 江戸歌舞伎と曽我兄弟
第4章 東と西と
第5章 江戸の時制ー時代世話
第6章 歌舞伎の時代錯誤と時代世話
第7章 顔見世狂言とは何か
第8章 顔見世狂言の定式
第9章 江戸歌舞伎と≪世界≫
第10章 江戸歌舞伎の...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月16日
歌舞伎の入門書のつもりで読み始めたら、とんでもない専門領域を扱っている本でした。著者もあとがきで「この本は私の中で一番読者を限定する本です」と書いています。
現代歌舞伎ではなく、誰も観た事のない江戸時代の歌舞伎論で、歌舞伎の知識のない私には、部分的には面白い処もありましたが、全体には掴みどころのない...続きを読む
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