いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫)

いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

3.4

“私”は、私を取り巻く社会、学校、家族といった“私たち”の成員なのに、なぜそこに一体感を持ってないのか――。自主性って何だろう。民主主義は達成されているか。国家という概念にピンとこない。個性は伸ばすべきものなのか。そんな疑問の根底には、常に“私”と“私たち”を巡るややこしい問題があった。緻密で複雑な思考の迷路に導かれ、やがてあなたが辿る着くその「答」とは。

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いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月10日

    いつも以上にまわりくどい書き方で、早々にお手上げ状態になり、読まなくても良いよなと思って積読していたが、少しずつ気持ちを入れ替えて読み進めたが、やはりまわりくどくてわかりにくい書き方だ。それだけ単純ではない事柄だという事だ。
    読書評などを見ると、「私」と「社会」との関係性云々と話が広がっていくものが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月01日

    私達が瞬間的にたびたび考えることを言葉にしました、というような内容。これだけ巧みに言葉をつないで論理を形成していけるということに脱帽しました。

    後ろの方にある、「個性を伸ばす教育」のあたりは自分とほとんど考えていることが同じでびっくりしました。

    本当は「前から思っていたこと」なんじゃなくて、「「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月14日

    「自分の頭でじぶんなりに考えるということが結構難しい、何故なら人間が他人に育てられるからである。」

     自分で考えないことは孤独でない、自分の事をかんがえろといわれて”自分のことを考える人”は孤独である。自分を考える為には全体から孤独になる(切り離す)覚悟が必要。

    「人の理解というものは、あるとき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月02日

    「自分の頭でじぶんなりに考えるということ」をめぐって、著者特有の堂々めぐりをつづける議論を展開している本です。

    著者は、「“自分のことを考える”がそのまま“自分のことを考える”になる人」と、「“自分のことを考える”が不思議にも“他人のことを考える”になってしまう人」という二つの類型を立てたうえで、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月21日

    ヴィレッジバンガード横浜店で手に取った一冊。「なぜ、自分のことを考える前に他人のことを考えてしまう人がいるのか?」について考えることを起点に、近代について、国家についてと広がりました。

    頭がぐるぐるする一冊。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    作家らしい社会論。「言論とは合意を得るためのもの」「『自分=自分たち』という錯覚は多数決原理の民主主義の中でとても起こりやすい」など、まさにいま、考えるべきことが書かれている。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年03月03日

    橋本さんどうしてこんな本を書こうと思ったんでしょうね。他人・自分、社会、近代・前近代、国家等々について、いろいろこねくりまわして書いてあるものの、今一つ伝わって来ず。

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