エフェソス白恋

髙樹のぶ子

ミステリアスな雰囲気の人妻・舞由子と、大学教授・峰の恋は、古代遺跡・エフェソスで燃えあがった。だが、遠く離れた異国の地でも、舞由子の夫の思惑が見え隠れする。いったい、夫は何を企んでいるのか？ ある夜、峰の身に重大な事故が発生し、舞由子は意外な行動に出た。そして、あまりに過酷な運命が、二人を襲う――。切なすぎる不倫の結末、時空を超えた恋が古代遺跡で燃えあがる！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 講談社
• 掲載誌・レーベル: 講談社文庫
• ページ数: 264ページ
• 電子版発売日: 2019年09月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

不慮の事故により性的不能に陥った男と、
苦悩しながらもそばにいる不倫相手の女。
大人の恋愛はセックスなくして成り立たない、
と実感してしまう生々しいまでの描写だが、
それでも寄り添い離れない男女に愛を見たような気がする。
自分の愛する人が不能になったとき、
私は果たして愛を失わずに寄り添うことができるだろうか。

[ブクログ · ★★★☆☆]

"はくれん"と読む。

トルコにあるエフェソスを舞台にした恋愛小説

とてもトルコに行きたくなる。トルコというと、ターコイズが普通だと思うけど、この本では、エフェソス遺跡の白がイメージ。高木のぶ子のイスタンブールを舞台にした本は赤がイメージ。

（2005-08-27）