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なぜ我々は、“ダメ虎”でも愛してしまうのか? イェール大学教授が社会人類学的見地からその謎を解読する!長年のフィールドワークにより実を結んだ、『菊とバット』以来の本格的プロ野球社会論。
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Posted by ブクログ
イェール大学の社会人類学者が日本のプロ野球を1990年台から2000年台にフィールドワークにて研究、そのなかで特異特殊ともいえる異常な人気を誇る阪神タイガースを中心にプロ野球の日本的な地位をかなり客観視されて書かれた著書。 マスコミやファンに一挙手一投足を注目される阪神タイガースの選手、監督、親会社...続きを読む、フロントは野球好き、特に阪神ファンの人たちにとって「メシのタネ」になり、話題に事欠かない。 特に85年の日本一以降続いた暗黒時代に起こった人間模様を例に挙げ、「メロドラマ」「ソープオペラ」と表現した点はとても納得がいく。泥沼化した人間模様はまるで過激な昼ドラを観ているようで、観たくないけど観てしまうそんな魔力を持ち、そこをそう仕立てたメディアの責任であり、功績ともいえる。 学術的な知識など言い回しが少し難しかったりもするので、もう一回読んで理解を深めたいと思う。
外国人の、それも、社会人類学者による、大阪においての阪神タイガースの分析。 翻訳書特有の、うざいエピソードとかもあって辟易だが、全体面白かった。 タイガースのワールドは、球団だけでなく、メディアや観客、ファンも渾然一体になって出来上がっているもので、それぞれがお昼のドラマの主人公なのだ。 んで...続きを読む、そうか、色んなものが、巨人軍も含めて全て東京一曲になっていくなかで、在阪4球団と言いながら、セリーグで直に対決できたのは、阪神だけやったわ、そう言えば。 エピソードとのバランスも悪くない。
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