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3.51巻1,782円 (税込)なぜ我々は、“ダメ虎”でも愛してしまうのか? イェール大学教授が社会人類学的見地からその謎を解読する!長年のフィールドワークにより実を結んだ、『菊とバット』以来の本格的プロ野球社会論。
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Posted by ブクログ
イェール大学の社会人類学者が日本のプロ野球を1990年台から2000年台にフィールドワークにて研究、そのなかで特異特殊ともいえる異常な人気を誇る阪神タイガースを中心にプロ野球の日本的な地位をかなり客観視されて書かれた著書。
マスコミやファンに一挙手一投足を注目される阪神タイガースの選手、監督、親会社、フロントは野球好き、特に阪神ファンの人たちにとって「メシのタネ」になり、話題に事欠かない。
特に85年の日本一以降続いた暗黒時代に起こった人間模様を例に挙げ、「メロドラマ」「ソープオペラ」と表現した点はとても納得がいく。泥沼化した人間模様はまるで過激な昼ドラを観ているようで、観たくないけど観てしま