隠れたる事実 明治裏面史

隠れたる事実 明治裏面史

2,299円 (税込)

11pt

5.0

かつて歴史とは、説き去り説き来たるものとしてあった。横浜生まれの自由民権の闘士がその抜群の話術を駆使し、無念にも散っていった有為の漢(おとこ)たちの志と怒りを語り、いつしか時代に取り残されてしまった者の悲しみを嘆じ、いま幅を利かせる顕官の人物と過去の行状を暴くとき、人びとはまったく別の相貌を帯びた維新の姿を知った。薩長中心の見かたから一線を画す、史談史論の雄篇。

...続きを読む

隠れたる事実 明治裏面史 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 隠れたる事実 明治裏面史
    2,299円 (税込)
    かつて歴史とは、説き去り説き来たるものとしてあった。横浜生まれの自由民権の闘士がその抜群の話術を駆使し、無念にも散っていった有為の漢(おとこ)たちの志と怒りを語り、いつしか時代に取り残されてしまった者の悲しみを嘆じ、いま幅を利かせる顕官の人物と過去の行状を暴くとき、人びとはまったく別の相貌を帯びた維新の姿を知った。薩長中心の見かたから一線を画す、史談史論の雄篇。
  • 続 隠れたる事実 明治裏面史
    2,299円 (税込)
    本書はタイトルのとおり『隠れたる事実 明治裏面史』の続編です。 正編はじつは明治10年の西南戦争まで、ほんとうに明治初期のことしか述べられていません。当時の読者はさぞもどかしい思いに駆られたことでしょう。著者も同じだったとみえて、出版社の懇請に応じて世に出たのが本書なのです。 「序文に代えて」に曰く、 「明治裏面史を書いて、世に公けにしたのは、数前年の事であるが、存外に好評を博して、数十版を重ねたのは、私の光栄とするところである。/名は、明治裏面史と称しても、明治年間における、いっさいの事件を、この少冊子に悉す事は、もとより不能であるのみならず、私の寡聞浅学は、その任でない。しかしながら、その一端にだけは触れて居る、という自信はもっている。/明治九年までをかぎって、一冊に纏めたのであるから、その後の三十六年間を、無視しておる事はできぬ。したがって、続篇の起稿は、その当時から私の義務として、心にかけておったところである」 語られるのは西郷隆盛の挙兵から自由民権運動、日清・日露戦争の勝利。終わりはポーツマス条約に調印した小村寿太郎全権が横浜に帰港する場面です。あわせて明治の世を騒がせた数々の疑獄事件が扱われます。痴遊の「解説」からは当時の人びとが伸びゆく自国の政治と世相をどのように認識していたかが浮かび上がってきます……なんて理屈は抜きにしましょう。どうかこの名調子を心ゆくまでお楽しみください。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

隠れたる事実 明治裏面史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者が話している場面等に出くわしたことも無ければ、録音を聞いたのでもないのに拘らず、「声音が聞こえて来るような、“語り”のような文章」に少し引き込まれながら本の頁を繰った。
    「裏面史」と題名に在る。取上げられているのは、江戸開城に至った幕府の最期に関する辺りから、かの山縣有朋が関与したという<山城屋

    0
    2019年11月16日

隠れたる事実 明治裏面史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文芸文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

同じジャンルの本を探す