ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
11pt
かつて歴史とは、説き去り説き来たるものとしてあった。横浜生まれの自由民権の闘士がその抜群の話術を駆使し、無念にも散っていった有為の漢(おとこ)たちの志と怒りを語り、いつしか時代に取り残されてしまった者の悲しみを嘆じ、いま幅を利かせる顕官の人物と過去の行状を暴くとき、人びとはまったく別の相貌を帯びた維新の姿を知った。薩長中心の見かたから一線を画す、史談史論の雄篇。
アプリ試し読みはこちら
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
著者が話している場面等に出くわしたことも無ければ、録音を聞いたのでもないのに拘らず、「声音が聞こえて来るような、“語り”のような文章」に少し引き込まれながら本の頁を繰った。 「裏面史」と題名に在る。取上げられているのは、江戸開城に至った幕府の最期に関する辺りから、かの山縣有朋が関与したという<山城屋...続きを読む事件>、相次いだ要人暗殺、遣欧使節の際の政府を巡る事柄、征韓論関係の政争、台湾出兵、佐賀の乱、萩の乱等、「事件の裏側」という内容ばかりだ。なるほど「裏面史」である。 或る程度知られているような、存外に知られていないような事柄、事件の当事者になった人達の履歴や伝えられる人柄が活き活きと語られていた。本当に「講談を読む」という感覚だったかもしれない。 著者は1867(慶応3)年生まれであるそうだ。自身が生きた時代、扱おうとする話題の関係者が存命である場合も少なくない中で情報を収集して練り上げた話しで、各々の話題がそれぞれに迫力が在ったと思う。 「偶々…」という具合で、興味深い作品に出会うことが出来て善かった…
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
隠れたる事実 明治裏面史
新刊情報をお知らせします。
伊藤痴遊
フォロー機能について
「講談社文芸文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
▲隠れたる事実 明治裏面史 ページトップヘ