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  • 隠れたる事実 明治裏面史
    5.0
    1~2巻2,299円 (税込)
    かつて歴史とは、説き去り説き来たるものとしてあった。横浜生まれの自由民権の闘士がその抜群の話術を駆使し、無念にも散っていった有為の漢(おとこ)たちの志と怒りを語り、いつしか時代に取り残されてしまった者の悲しみを嘆じ、いま幅を利かせる顕官の人物と過去の行状を暴くとき、人びとはまったく別の相貌を帯びた維新の姿を知った。薩長中心の見かたから一線を画す、史談史論の雄篇。
  • 隠れたる事実 明治裏面史

    Posted by ブクログ

    著者が話している場面等に出くわしたことも無ければ、録音を聞いたのでもないのに拘らず、「声音が聞こえて来るような、“語り”のような文章」に少し引き込まれながら本の頁を繰った。
    「裏面史」と題名に在る。取上げられているのは、江戸開城に至った幕府の最期に関する辺りから、かの山縣有朋が関与したという<山城屋事件>、相次いだ要人暗殺、遣欧使節の際の政府を巡る事柄、征韓論関係の政争、台湾出兵、佐賀の乱、萩の乱等、「事件の裏側」という内容ばかりだ。なるほど「裏面史」である。
    或る程度知られているような、存外に知られていないような事柄、事件の当事者になった人達の履歴や伝えられる人柄が活き活きと語られていた。本

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    2019年11月16日

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