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強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。
ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!
西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!
Posted by ブクログ 2018年11月14日
心残り(できなかったこと)なんて誰にでもあると思うけど、
鏡の残りの反射率を「引っ張ってくる」ことで、
高校生活を思い返すという物語にしてしまう西尾維新には本当恐れ入ります。
暦の、ある意味自己犠牲的な正義感は、
どこからくるものなのか常軌を逸していて、
ヒロイン達の抱える問題を理想的な形で解決し...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月22日
まぁ、エクストラステージみたいな一冊。
芸風相変わらず。謎が提示される、これから出てくるであろう登場人物を予感させつつ引っ張りに引っ張る、ちゃんと広げたぶんの風呂敷は回収しつつ、次回作への布石はちょっとした台詞の中でばらまいていく。ここまで無駄がないと職人芸と読んで差し支えあるまい。
「本編にひ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月29日
すべてのひとに、20%はあるのだろう。
それが良いことかどうかは分からないけれど。
抑圧されてきた気持ち。
叶わなかった思い。
他人にはわからないし、なくても成立するように思える。
それでも確実に存在する20%を汲んでやれる者を知己と呼ぶ、のかもしれない。
心の裏側まで見られたくない。それくらいなら...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月06日
前巻できれいにお話がまとまっていたので、どうするのかと思っていましたが、やはりおまけというか、カーテンコール的な内容でした。
時系列としては前巻の直後。合格発表を控えた阿良々木君がふと鏡に違和感を覚えた瞬間、世界に異変が起こるというのがあらすじ。作中でもセルフツッコミされていましたが、まさか...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月24日
続き。
読んでみようと思ったSF。
たった1つの冴えたやり方
目は無慈悲な夜の女王
アンドロイドは電気羊の夢を見るか※既読
オズマ問題
異星人に左右を正しく伝えられるか
ジャメブ
見慣れたはずのものが未知に見えるもの。
逆のデジャブは、未知を既知と認識してしまうこと。
出来杉君と結婚できたは...続きを読む
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