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限られた生の時間のなかで、家族へのこす言葉を探すために、俊介はふるさとへ帰ってきた。幼なじみとの再会を果たし、過去の痛みを受けとめた俊介は、「王」と呼ばれた祖父とともに最後の旅に出る。
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Posted by ブクログ
テーマは「ゆるす」こと「ゆるされる」こと。 友情、家族愛、背負ったもの、そして生と死。 本書は電車の中では読んではいけません。 そして下巻です。 故郷には帰らないと決めていたシュンは奥さんと息子とともに北都に戻ります。 そして、トシ、ミッチョと再会。 しかし、症状が悪化して入院を余儀なくされてしま...続きを読むいます。 そんな中、シュンは過去に向き合い始めます。 祖父との関係、トシとのわだかまり、ミッチョとの関係。 自分の余命、炭鉱事故での命、そして、生まれなかった命。 うーん、重い。 シュンの症状悪化に伴い、シュンのかたる言葉が「ひらがな」になっている表現が切ない。 残された日々の中、 「ゆるす」こと「ゆるされる」こととは? 死を目前に家族に残したいもの、伝いたいこと。 生きるということ。 後半を通勤電車で読んでしまったのが失敗。 嗚咽が堪えきれませんでした。 周りのひと、この人、目を赤くしてなにしてんだろって思っていたんだろうな(笑) とってもお勧め
静かに読み終えたあとほっとした気持ちになった。北海道の昔の実際にあった事故をもとに書かれた話のようで、知らなかったので調べながら読んでいて、心が痛み、それぞれの気持ちがわかり複雑だった。だけど後悔しても前には進まなくてはならないし、伝えたいときに伝えないといつ死ぬかなんてわからないなと、改めて今ある...続きを読む日々を大切に生きなければならないと思った。 大切な仲間と出会えた主人公の人生は幸せだったと思う。
彼氏からこの本を貸してもらった。 上下に分かれてる上に1冊が分厚くて読む気持ちにならず、ずっとしまっておいた本。 読もうかな、と彼氏に話をした時、けどこれ癌の話なんだよね、と彼氏が戸惑った理由はちょうど私の母が癌の診断を受けた時だったから。 それからまた読まずにしまっておいた本を、読み始めたのは母が...続きを読む死んで半年くらい経ってからでした。 そうだ、喉に痰が絡んで苦しそうだったな、話す時も疲れていたよな。母も、自分の死が近づいてる事を気づいて最後に私たちに何を伝えようかたくさん考えていたのかな。 シュンの様子と母の様子が重なって本当に苦しくて悲しい気持ちになった。けど、大きな声で泣くのもあの時ああすればよかったって後悔するのも全部良いんだって思える本だった。 明日は母の日。母の事を今日の出来事のように思い出せる本を読んでよかった。
星の綺麗なカシオペアの丘 その綺麗な星と命は、一緒。 星も命も様々なものがあり、どれも輝いている。 そして、死んだ星や命もその後も輝き続けている。 生きることの希望を感じれた。。 昔からの、自分の内に秘めていたことも 更らに、輝ける未来の為に乗り越え解消していく そんな姿に生きる力強さ、本気で...続きを読むぶつかる良さも 感じれた。 変えようのない過去、消したい過去も 未来のいつかの自分なら乗り越えてくれるはず。 許す、許されるそんな想いを解消できた時 人は心から笑えるんだと。 苦しみながらも、幸せと思える人生を送りたい
上巻同様、何度も読み返して毎回同じところで号泣してます。シュンがどんどん弱っていく様子は読み進めるのが辛くなります。 辛くはありますが、心にそっと寄り添ってくれる温かさも感じる、今後も読み返したい名作です。
人は死に直面した時、何を考え何を求め何を祈るのか。「憎しみ続けて生きるのは寂しい」「人は誰もが人を傷つけ、許されたいと願うもの」といった言葉が胸に突き刺さる。主人公やその祖父、家族、周りの幼馴染や知り合った人々にも、少しずつ変化が訪れる。それでも、遺された人たちは、日々の日常を生き続けなければならな...続きを読むい。 舞台となった北海道の巨大観音像のモデルは、芦別の観音像か?炭鉱町という設定も合致するが、果たしてそうなのかどうかは不明。
重松作品には、長編・短篇ともに「別れ」の情景を描いたものが多いが、そのほとんどは「遺される者」を主眼に据えたものだった。そんな中で本作は、「遺して逝く者」を主眼に据えている。死にゆく者が、人生の最後に何を果たし、何を残すのか。安易な奇跡やハンパな綺麗事でかたづけない、ただじっくりと真摯な目で人間の抱...続きを読むくつらさや苦しさを見つめる、重松作品の真骨頂を見た。
「許されたくても許されない人生と、絶対に許せないという気持ちを持ち続けて生きる人生のどっちが辛いか」。 難しい… でも前者は自分に選択の権利がないのに対して、後者は許すか許せないか選べるんですよね。 トシは、自分の母親を寂しい人生だったと言いました。 それはシュンやクラセンを許せないまま亡くなっ...続きを読むたから。 心の底ではゆるしてやりたい相手を、ずっとゆるさないまま生きていくのは寂しいことだから。 誰かを憎んだり恨んだりするのを支えに生きるのって、それはやっぱり寂しいことだから。 本当にそう思います。 自分自身悔しい思いをして、ある人を強く憎む気持ちがあります。 でも、その気持ちだけで生活するのは辛く寂しい。 時間の経過とともに忘れることで、自分のキズを癒して、いつか許すことができる人になりたい。 そんなことを思いました。
10年後に読んだら今ときっと感想が違うし、20年後に読んだらまた違うと思う。そう思えることを幸せに感じられる読書時間だった。
感情移入しすぎて、胸が苦しい。 何があっても人は生きていかなければいけないし、生きたくても必ず命は終わる。 気持ちをまとめるのに時間がかかりそうです。 ただ、命は子どもに引き継がれていく。 罪までもが。難しいものですね
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