新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(下)
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新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(下)

748円 (税込)

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クリミア戦争で英仏と戦う祖国を離れて折衝に臨むプチャーチンの艦船が地震、津波で被害を受けて沈没し、乗組員五百人が上陸する事態に。厳しい折衝を終え、幕府の配慮で完成した「戸田号」で帰国の途につくプチャーチン。日露関係のみならず、日本外交史において最大の功労者ともいうべき川路聖謨の生涯。

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新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨 のシリーズ作品

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  • 新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(上)
    726円 (税込)
    江戸幕府に交易と北辺の国境画定を迫るロシア使節のプチャーチンに一歩も譲らず、国境画定にあたっても誠実な粘り強さで主張を貫いて欧米列強の植民地支配から日本を守り抜いた川路聖謨。軽輩の身ながら勘定奉行に登りつめて国の行く末を占う折衝を任された川路に、幕吏の高い見識と豊かな人間味が光る。
  • 新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(下)
    748円 (税込)
    クリミア戦争で英仏と戦う祖国を離れて折衝に臨むプチャーチンの艦船が地震、津波で被害を受けて沈没し、乗組員五百人が上陸する事態に。厳しい折衝を終え、幕府の配慮で完成した「戸田号」で帰国の途につくプチャーチン。日露関係のみならず、日本外交史において最大の功労者ともいうべき川路聖謨の生涯。

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新装版 落日の宴 勘定奉行川路聖謨(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    川路は毎日ランニングをしていたこともあって、身体が頑健であった。そのために58歳で隠居しようと思ったのに止められてしまう。幕末、川路は自分たち一派の推す一橋慶喜が将軍になれず、井伊直弼らの推す一派が政治的に勝利したおかげで不遇をかこつ。また私生活でも残念なことなどもあり、井伊らが大老になるまでの成功

    0
    2017年09月07日

    Posted by ブクログ

    後半は安政の大獄で左遷されるなどし、一旦は復活するものの、病を得て身体が利かなくなり、幕府崩壊の情勢下で失意の中で命を落としてしまうという、川路聖謨の最期までが描かれる…
    吉村昭は「川路聖謨の物語…」という思いを永い間抱いていたようで、本作はそうした好い意味での思い入れが滲む秀作である。互いに譲り難

    0
    2014年06月25日

    Posted by ブクログ

    川路聖謨は幕末の官吏である.官吏としては異例の出世を遂げ,開国を求めてやってきたロシアの使節プチャーチンとの開国交渉の幕府側責任者のような役割につき,高圧的な態度のプチャーチンに対しても一歩も引かず,穏当な和親条約の締結にこぎつけるところまでが第一幕.
    後半はアメリカのハリスからの通商条約締結に関す

    0
    2023年08月12日

    Posted by ブクログ

    幕府公務員の凄さを感じた。
    なんとなく幕府の家臣と政府役人ってイメージ違ったけど普通に感覚同じなんだなと気付かされた。FAIREとか絶対言ってないわな 笑

    0
    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    地震による船の破壊。帰れないロシア人。紆余曲折。結果的には信頼が深まった。粘り強い交渉で勝ち取った条件「択捉は日本領、樺太に国境を定めない」。交換条約、日露戦争、二度の大戦‥。その後の変遷を思う。過激な攘夷思想、安政の大獄、桜田門外の変…時代は一度壊れた。再興できたのは維新の功労によるものだけではな

    0
    2022年09月28日

    Posted by ブクログ

    川路の最期には、人間の悲哀を感じる。
    また、江戸時代の武士の忠義の盲目さにも、ここまで徹底していると、これもまたいまに生きる僕には、悲哀と滑稽さを感じる。

    彼の知識(西洋知識)を得る目的は、使うため。行動するため。

    それにしても、交通機関が徒歩というのは、想像を絶しますね。
    この描写をみてそうい

    0
    2017年07月01日

    Posted by ブクログ

    この作品を読み進む中で、この時代にも、3.11や熊本地震にも勝るとも劣らない地震、津波、火事が頻発したこと、そしてロシア使節の艦船が被害を受けて沈没し、長期にわたって下田の地に滞在せざるを得なかった歴史があったことを改めて知った。
    作品の中で、主人公川路聖謨が、精力を維持するため(もちろん彼の仕事を

    0
    2016年05月13日

    Posted by ブクログ

    クリミア戦争で英仏と戦う祖国を離れて折衝に臨むプチャーチンの艦船が地震、津波で被害を受けて沈没し、乗組員五百人が上陸する事態に。厳しい折衝を終え、幕府の配慮で完成した「戸田号」で帰国の途につくプチャーチン。日ロ関係のみならず、日本外交史において最大の功労者ともいうべき川路聖謨の生涯。(親本は1996

    0
    2015年08月17日

    Posted by ブクログ

    さいきん、19世紀以前の日本と外国との関係について興味が湧き、関係する書籍を読んでいます。
    この作品は、江戸時代末期に、幕府の役人として欧米列強との交渉にあたった川路聖謨が主人公の歴史長編です。
    舞台は1850年代。
    アメリカのペリーに続き、長崎にロシア艦隊がやってきます。
    遠い江戸から駆けつけ、交

    0
    2015年02月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・久々に読んだ吉村昭さんの作品

    ・名前しか知らない人だったので、新鮮だった

    ・幕末というと、安政の大獄などの弾圧のイメージがあり
     幕府は基本は無能で、開国したのも弱腰だったからという
     なんとなくの先入観があったが、
     いろいろな考えの人が実際に活躍しており
     開国のために様々な努力もしていた

    0
    2017年02月05日

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