結 妹背山婦女庭訓 波模様

結 妹背山婦女庭訓 波模様

1,700円 (税込)

8pt

史上初の直木賞&高校生直木賞をW受賞した『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』から2年。直木賞受賞第一作にして、『渦』の待望の続編がついに刊行。

江戸時代も半ばを過ぎた道頓堀には芝居小屋がひしめき合っていた。
近頃は歌舞伎芝居に押され、往時の勢いはないものの、「道頓堀には、お人形さんがいてこそ、や」
人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。

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  • 結 妹背山婦女庭訓 波模様
    1,700円 (税込)
    史上初の直木賞&高校生直木賞をW受賞した『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』から2年。直木賞受賞第一作にして、『渦』の待望の続編がついに刊行。 江戸時代も半ばを過ぎた道頓堀には芝居小屋がひしめき合っていた。 近頃は歌舞伎芝居に押され、往時の勢いはないものの、「道頓堀には、お人形さんがいてこそ、や」 人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。

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結 妹背山婦女庭訓 波模様 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    続きはないなぁと思っていた話に続編があって嬉しい。「渦」で中心となった近松半二の次世代の話。操浄瑠璃の魅力に取り憑かれて、浄瑠璃地獄だと言いながらも、それなり楽しく生きている人たちの話。歌舞伎芝居や読本があり、素人義太夫や浮世絵があって、町民文化が盛りの、読んでいるだけで楽しくなってくる時代の話がま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月27日

    『渦』の続編。大阪弁の語り口が心地よく、するすると読めてしまう。浄瑠璃の魅力、人間模様、生き方など、肩肘張らずに学び楽しみ味わえる。

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    Posted by ブクログ 2022年02月15日

    直木賞受賞『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』の続編にあたる。半二の娘のおきみや芝居小屋がひしめく道頓堀で文楽を愛する人々たちが描かれている。
    専助は、きっと、どないかしてくれはりますやろ。あとは野となれ山となれ、や。『まあ、ええか。まあ、ええわ。花楓都模様、この芝居の幕はきっと開いてくれはりますやろ。愉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月20日

    江戸中期の大坂の人形浄瑠璃作家・近松半二の生涯を描いた直木賞受賞作『渦』の続編、というかスピンアウトもの。
    各短編で主人公(視点)を変えて、浄瑠璃や歌舞伎に魅せられのめり込んで行く人々が描かれます。
    絵にも浄瑠璃の語りにも才を持ちながらプロ化せず旦那芸として生き切る"松へ"こと耳...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月18日

    前作「渦」の続編。
    近松半二の娘おきみ、弟子の近松徳蔵、大店のぼんだった松へこと耳鳥斎など語り手を変え半二亡き後の浄瑠璃世界を描いている。全てが浄瑠璃への思い、切れない縁に、物語は育まれていくのだ。
    最後の章は 「硯」で、近松門左衛門の硯で始まった前作が、ここでまるっと閉じる大団円、お見事でした。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月22日

    「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」の続編。短編集。前作主人公の近松半二の娘、おきみの周りの人間たち、その一人一人が、寄せては返す波のように、浄瑠璃に携わる物語を紡いでいく。

    台詞にも文中にもそこかしこで出てくる関西弁が、リズム良く文章を読ませる。読んでいるだけで楽しい。また、物語としても、創作者として...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月08日

    よかった!面白かった!大阪弁がすらすら流れて展開がいい。各小説の主人公に愛があって全て繋がって、おきみを取り巻く人達が面白い。浄瑠璃に魅せられた才のある人達。松への人生も素晴らしい。

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    妹背山婦女庭訓 シリーズ2

    近松半二が鬼籍に入り、操浄瑠璃が、ますます尻すぼみになっていた。
    それでも、浄瑠璃に魅せられた男たちが、ひたむきに、浄瑠璃に向き合う。

    耳鳥斎が
    近松徳三が
    十返舎一九が
    菅専助が
    武内確斎が
    畠中銅脈がいた。

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    Posted by ブクログ 2022年08月17日

    人形浄瑠璃の世界に縁ある人々のとても人間くさい生き様が、飄々とした文体で描かれた、とても「粋な」小説でした。

    魅せられるように浄瑠璃の世界に引き込まれていく人たち、訳あって離れていった人たち、浄瑠璃の世界のそばで芸を磨いていく人たち。

    彼ら彼女らはそれぞれ気ままに、けれどきりっと自分たちの己を貫...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月02日

    みんな亡くなっていってしまうが、それでも虚しくならないのはすらすらした書き方のなかに彼らがこの世を遊んだ生き様が満ちみちているからかも。浄瑠璃地獄、浄瑠璃地獄と繰り返しながらもみな満足げ。

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