レプリカたちの夜(新潮文庫)
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レプリカたちの夜(新潮文庫)

605円 (税込)
423円 (税込) 5月30日まで

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動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」。(解説・佐々木敦)

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レプリカたちの夜(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本のジャンルなど、あまり意味のないものだと改めて感じさせてくれる痛快な物語である。ミステリーじゃないとか正直どうでもいい。この作品が発掘されたこと、それが文庫で読むことが出来る事が貴重な事だと感じる。確かによく分からないことも多い。でも小説というのはストーリーそのものは、そこまで重要ではない。この文

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    まるで高熱が出た時に見る夢ような展開。完全にファンタジーな非現実的な世界観にも関わらず、なぜか全ての展開に納得してしまった。読み終わってもふとした時に思い出す不思議な本。

    0
    2022年02月11日

    Posted by ブクログ

    伏線かと思っていたものは伏線ではなかった。小説たるもの、張られた伏線は回収されるものだという先入観があった。次から次へと描かれる不可解な現象は、それ自身で完結しているもので、特に他の現象と何か関係があるわけでもなかったような気がする。とりあえず、よくわからなかったが、わかるわからないとかそういうこと

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    どういう内容だったか説明しづらいけど、あっという間に読み終わり、「なんじゃこりゃ」と思ってしまう作品。読み終わっても内容がよくわからない。作者が、どういう意図があって、どのように考えながら執筆をしたのかすごく気になる。こんなにスラスラ読めた本は久しぶりだった。
    これを是非アニメ化してほしい。すごく面

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    ジャケットとタイトルに惹かれて…
    何という世界や?
    何か意味不明な感じはするけど、
    ミステリー大賞とったらしい。
    ミステリーちゃうと思う。
    SF?ファンタジー?
    ん…分からん。
    不思議な作品。

    自分が自分だけなんて、ほんとにそうなんか?
    ホントに人間なんか?
    自分?
    それって、何で分かるの?
    10

    0
    2023年11月07日

    Posted by ブクログ

    男より女が強い作品はいいぞ

    本作を一言で表すならなんじゃこりゃ(笑)
    しかし非常にテンポがよろしく痛快
    数々の参考文献のリストが裏打ちするように
    本作には相当な準備と推敲を重ねたのだろうが
    しかし結果として載せられている文章は大胆

    実に大胆に軽やかに情景を心情を台詞を回していく
    そしてスルスルと

    0
    2023年10月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    ミステリー小説というか、SFでもあり、ふぁんたじーでもあり、ホラーでもある。
    世にも奇妙な物語に近しいものを感じる。
    訳がわからないけどすいすい読める。ただ好き嫌い分かれそうな作品だと思った。私は好き。

    0
    2023年08月18日

    Posted by ブクログ

    難解でした、意味がわからなくても面白い感覚が良かったです。小山田浩子さんのような作風です、好きな方はハマると思います。

    0
    2023年02月10日

    Posted by ブクログ

    ミステリーのジャンルに入る小説だけど話を進める内に色々な場所に行くファンタジーになっているなーと思います。

    工場から、下水道、闇に覆われたアンモニア臭漂う不気味な世界等、そういう世界観は楳図かずおの漂流教室みないなおどろおどろしい不気味な感じがしました。

    絶滅したはずのシロクマを見つけてから不思

    0
    2022年12月03日

    Posted by ブクログ

    色んな所で評判を聞き、覚悟はしていたのですが、予想を超えて凄まじく
    あり得ない事が起きたかと思えば、起きた事件は次章で無かった事になる。最後までストーリーらしきものは無く、ましてや伏線回収なんてとんでも有りません。突然に自我や実存についての哲学的な話題が出てきたりするのだが、それが本筋でもなさそう。

    0
    2022年04月29日

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