いつかの人質

いつかの人質

792円 (税込)

3pt

宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ってきた愛子は失明していた。12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に探していた。優奈は12年前に起きた事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起きた、「被害者」と「加害者」の事件。偶然か、それとも二度目の誘拐に優奈は関わっているのか。急展開する圧巻のラスト35P! 文庫化に当たり、単行本から改稿されたシーンも。大注目作家のサスペンス・ミステリー。(解説:瀧井朝世)

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いつかの人質 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幼い頃に誘拐とされた事件で失明してしまった少女が、12年後に再び誘拐されるお話

    以下、公式のあらすじ
    ------------------------
    盲目の少女はなぜ二度も誘拐されたのか。注目作家のサスペンス・ミステリー

    宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連

    0
    2023年11月09日

    Posted by ブクログ

    主人公の愛子は12年前の連れ去り事件の際失明してしまいます。

    12年後、再び愛子は何者かに誘拐されてしまいます。
    同時期に、愛子連れ去り事件の犯人の娘である江間優奈が失踪します。
    優奈は愛子が連れ去られる前に、夫の江間礼遠とともに愛子のお宅へ謝罪に訪れています。
    12年前の事件から再び被害者と加害

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    この、なんとも言えないざらりとした読後感は、ああ、「悪いものが来ませんように」のときと同じ感じ、とこの感想を書こうとして気がついた。

    愛子は強い。強すぎる。もし目が見えなければ、いま読んでいるこの本だってこの文字の通りには読めないだろう。点訳されるとき、漢字のひらきや句読点などは再現されるのだろう

    0
    2023年05月11日

    Posted by ブクログ

    冒頭からめちゃめちゃ面白くて引き込まれたけど
    読み進めているうちに失速

    最初にだいぶ期待してしまった分
    ちょっと物足りなかったかも
    でも、真相が気になって気になって

    ただ、目の見えない愛子目線のシーンは
    手に汗握る…
    そこは完全に闇の世界が描かれているので
    視界の情報がない分、読み手もかなりの恐

    0
    2023年02月07日

    Posted by ブクログ

    人物ごとの視点で話が進む。この先どうなるんだろうと思ったところで、違う人物の視点に移る。そのため先が気になって、なかなか中断できない。最後まで勢いがあった。

    文庫版で読んだが、単行本とはラストが変わっているという。同じ物語でも、ラストが違えば話全体の印象が変わるだろうから、2度目は原作の単行本で読

    0
    2022年12月08日

    Posted by ブクログ

    凄い!

    芦沢さんの作品は何冊か読んでいるけど、やっぱり流石だ。

    こういう事があるから読書はやめられない。

    12年前に誘拐された人物が、再び誘拐される。

    その真相とは…。

    段々と明らかになるのだけれど、それがふと分かった時の何とも言えない感じ。

    このタイトルに込められた意味も深くて、読書を

    0
    2022年06月25日

    Posted by ブクログ

    最後の結末の所でゾッとしてしまった。どうしても頭ではこんなんだろうなという内容を描いてしまうが、一気に最後で変わっていった。
    久しぶりにおぉ〜と思う作品だった。

    0
    2022年05月13日

    Posted by ブクログ

    期待してたのと少し違った。「急展開する圧巻のラスト」に期待しすぎたからかな?
    新手のストーカーの犠牲者となった愛子。優奈もまた。
    我が子が事件でも事故でも被害に遭えば、愛子の両親のような葛藤は自然な事なのだと思う。
    あと少しで3.11。子どもを亡くした親御さんたちのインタビュー報道が多いのでそこに目

    0
    2022年03月07日

    Posted by ブクログ

    読んでいて自然と錯覚していました。後で読み直すと最初に物語の重要なヒントが書かれていますが、それを一読で見つけるのは至難の業だと思います。見破れた人はすごい。

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

     著者は動機やトリックから逆算して物語を構築していくと解説にあり、解説者とは違う意味で妙に納得してしまった。とってつけた感がないとあるが、今作は動機ありきで進みすぎてフィクション臭が半端ないと感じる。この動機で構築するには、犯人の異常性もしくは愛情をもっと強調して読者に納得させてほしかった。礼遠や優

    0
    2024年04月29日

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