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もうやめて……ミステリはここまで進化した!
第164回直木賞候補作。
ひたひたと忍び寄る恐怖。
ぬるりと変容する日常。
話題沸騰の「最恐」ミステリ、待望の文庫化。
閉鎖空間に監禁された
デスゲームの参加者のような切迫感。──彩瀬まる
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家……。きっかけはほんの些細な秘密だった。
保身や油断、猜疑心や傲慢。
内部から毒に蝕まれ、
気がつけば取返しのつかない場所に立ち尽くしている自分に気づく。
凶器のように研ぎ澄まされた“取扱い注意”の傑作短編集。
解説=彩瀬まる
※この電子書籍は2020年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
Posted by ブクログ 2024年04月29日
きっかけはささいな失敗や小さなミス。
きっと誰しもが「なんとか失敗を無かったことにできないか」と思ったことがあると思いますが、これらはミスを隠し通そうとしたばかりに、どんどん深みにハマっていく話。
「埋め合わせ」はプールの水を止め忘れたことを子どものせいにしようとした教師が、他の教師にはめられさら...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月22日
いや、面白かった。
短編を好意的に評価することはあまり無いんだけど、よく出来た話群に舌を鳴らすものばかりだった。
ふとしたきっかけから話が綺麗に膨らんでいってパン!と弾ける様が気持ちいい。
企み事や隠し事をしていて心がぞわぞわする感じがよく表現されていて嫌な感じなんだけど感心しかりだ。
全部...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月21日
短編集なのもあって読みやすく、一気に読んでしまいました。が、どの話もこの先を読みたくない…と思いながらも手が止まらないという不思議な心持ちで読んでいました。
彩瀬まるさんの解説にある『不正を働く人間への解像度の高さ』というフレーズがこの本をよく表現してくれています。
テーマや風景があまりにも日常の...続きを読む
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